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格子の中のイヤリング
私から、君のことは、見えないけれど、
きっとキレイな水色だ。
夏の海の飛沫にも、冬の雪の中だって、
君はいつでもカメレオン。
あなたから、私のことは、見えないけれど、
どんな風に、考える?
きっと私は金色で、秋の稲穂を駆ける風。
私には、私のことが、分かるかな。
たしかに色は緑色、まーるいワッパがついてるけれど、これはまだまだ私じゃない。
ある日真っ白腕が伸び、
君をさらっていったとき、
私は初めて君を知る。
君はたしかに水色で、
だけどそれは、春の空。
ある日真っ黒腕が伸び、
私をさらっていったとき、
私初めて私を知る。
私は緑は緑でも
梅雨の花が合う色だ。
Shooting date:2019/07/14
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