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家にいたくなくて手帳を持ってカフェに駆け込んだ日。

家にいたくない。

そんな日ありますか??


幼少期から家はあまり好きじゃありませんでした。

学生の頃は塾やら遊びやらでいつも遅くに帰っていた気がするし、帰ってご飯を食べたら部屋に引きこもって勉強したり本を読んだり。

田舎の実家は広くて、自分の部屋もあったし
一人で使える空間が多かったのは嬉しい。
それでも休日になればアメ村やら天王寺やらに繰り出していたのだから、根っからの外好きなんでしょう。


一人暮しのときも仕事しまくり予定入れまくりで
ほとんど部屋に居なかったと思う。
でも、たまの何もない休みに一人で過ごす一人の部屋はとっても気持ちよかった。


問題は今。

結婚して子どもが居て
パートで働いてるけど夕方には家に辿り着いちゃう。

これがけっこうしんどい。
一時期、パートの帰り道に必ず腹痛が起きたり
家に着くと虚無になって動けなかったりしたことがあって。

仕事中は元気なのに。普通逆だよね(笑)
学校や仕事へ行こうと思うのにお腹が痛くなるって話しはよく聞くけど。わたしは家が近づくと体調不良。

寄り道する場所はスーパーかドラックストアくらいしかなくて、すぐ家に着いちゃうんですよね。
帰るの嫌だ、ってぐずったところで子どものお迎えも行かなきゃですし。

そんな中迎えるなにもない休日。
子どもは学校。

部屋の片付けでもすればいいのですが、今日は虚無になりそうな予感がする。
お家嫌々症候群です。

少しでも家を好きになろうと物を整理してインテリアをオシャレにして、色々やってるんですけどね。

いくら部屋を飾ろうと嫌なものは嫌。
まさに今日がそんな日でした。

わたしは手帳と本をカバンに入れ、兎にも角にも電車に乗ります。
電車でカフェ密集地帯へ。

カフェのテーブルには手帳。

別になにも書かなくてもいいんです。
手帳がそばに居てくれたらちょっと心強いから置いているだけ。
周りのテーブルは、観光客、おばさま達の集会、勉強しているおにいさん、オシャレな女の子たち。
その中にひっそり溶け込んでしまいます。

スマホを見たり手帳を撫でたりしている間に、お店が混んできましたね。そろそろ出ましょう。

文房具屋さんを少し覗いてペンを補充し
本屋さんに寄って帰ります。

なんて無駄な時間とお金なんでしょう。
この無駄な時間とお金を捻出するために働いているといっても過言ではありません。

手帳だって、スマホに入力したらいいじゃんって思うでしょう?
嫌です。
時間もお金も無駄だとしても、わたしは手帳に書くんです。

シール貼って楽しい?
楽しいです。スタンプも楽しいし、チケットを貼るのはもっと楽しい。

ツイッターで呟いて、noteに文章書いてるのにさらに手帳に書くの?
書きます。全部目的が違うので。

なにが無駄でなにが無駄じゃないかなんて、自分にしかわからないのです。
無駄な時間が、わたしは大好きです。


ずっと大切にしている台詞。
「役に立たないものの方が楽しいじゃないか」
『冷たい密室と博士たち』の犀川先生の台詞。

本当にずっと大切にしています。

noteを書いて何になるの、手帳を書く意味って何。
そんなふうに立ち止まっているあなたに届いてほしくて書きました。

わたしは今日
とっても楽しかったですよ。

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