日銀は大丈夫だろうか?

日銀が令和4年3月29日から31日まで「連続指値オペ」と呼ばれる措置に踏み切りました。経済など全く興味が無い人は「れんぞくさしねオペ?」という感じなのだが、いろんな人がいろんな講釈を付けて訳が分かりません。

自分なりに解釈するとこういう事です。長期金利とは超簡単にいうと10年債の金利の事で良いと思います。異次元金融緩和以来、長期国債を大量に買い入れた日銀はこの長期金利が0.25%を超えてしまうと債務超過に陥ってしまうということを公言したとということだ。決算期である3月末時点の財政状態を5月末に時価評価で公表しなければなりません。

長期金利が上がると国債の価格が下落します。なぜなら高金利のときに低金利のとき買い入れた債券を売る場合、売却価格を下げなければ買い手がつかない、すなわち売れないのです。そして長期国債を超大量に買い入れた日銀は長期金利がわずか0.25%を超えてしまうだけの国債価格下落で、債務超過に陥ってしまう→日銀の信用=日本円の信用が暴落→超円安、ハイバーインフレ=紙幣が紙くずと化す→日本経済破綻というまさに薄氷を踏むような危険な状態であることを告白したという事です。

それを誰よりも認識しているからこそ日銀は円安になろうが何だろうと、なり振り構わず長期国債を買って長期金利をおさえようとしている。というのがこの「連続指値オペ」の正体だ、というのが小生の解釈です。

上記のような恐ろしい事態が進行していることを認識している人は、どのくらいいるのだろうか。自分の解釈が間違っている事を願うのみです。なお、対策として自分は金融資産の半分をドル資産に変えました。本当はもっとゆっくりと移行したかったのですが時間が無いと判断しました。


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