楠高次

新興宗教の「宗教二世」という特殊な境遇で育つも、その環境を受け入れ、やがて自らの意志で…

楠高次

新興宗教の「宗教二世」という特殊な境遇で育つも、その環境を受け入れ、やがて自らの意志で自由を手にする。そんな半生を振り返り、自叙伝を書くことを決意する。このアカウントはその草稿を公開することが目的であったが、出版後は下書きのアーカイブとして残し、また最近の活動報告の場とすることに

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なぜ自叙伝を書こうと思ったのか

 私が最初に自叙伝を書こうと思ったのは、確か自衛隊を退職してまだ間もない頃だったと記憶している。当時まだ20代で、妻にも言われたのが「そういうのは何かを成した、あるいは成功した人が書くべきものなんじゃない?」と。しごくもっともな意見だし、私もなるほど確かにその通りだと思った。  それでもその当時、私が自叙伝を書こうと思ったのは、統一教会という特殊な環境の中で育ち、その後また別の意味で特殊な自衛隊という世界に飛び込んだ体験。そしてまた自らの意志で自衛隊を退職することを希望し、教

    • 次なるステップの話

      すいません、ここ数日ブログの更新が滞ってました。 理由としてはいくつかあるのですが、一つは仕事が忙しかったこともあります。 でも、それはあまり関係ないですね。なぜなら私の場合、書きたい内容があればたとえ仕事が忙しかろうがブログは更新してしまうからです。なんていうか、隙間時間でも書けますし、むしろ仕事しながら内容を考えてたりするくらいなので。そう、だから逆ですね。仕事をしながらアイデアを整理して、隙間時間でドバーッと書き上げる。そしてまた仕事に戻って、一度落ち着いてから記事

      • おすすめ動画紹介のコーナー②

        たまたまYouTube動画のおすすめに流れてきたもので、興味深いものがあったのでこちらにて共有します。ぜひ、皆様の感想などもコメント欄にて書き込みなどしてみてください。 東大名誉教授が語る『米国が日本を骨抜きにする』真の理由とは⁉︎ いかがでしたでしょうか?この動画自体がアップロードされたのがつい1日前とかなので、続きもまた気になるところです。 ↓コメント欄以外にもこちらから感想など、直接きかせていただいても嬉しいです。↓

        • スピリチュアリズム入門②

          スピリチュアル界隈で、ここ最近言われているのが「2025年7月」に関する予言です。その詳細については発信者毎に違っていて、バラつきこそあるのですが、それでも日付けに関しては不思議と一致しているようです。他でもないその「見える」という子も、実はこの2025年7月に関しては霊的な存在から言われていて、そういう意味ではこの2025年7月を境に何か「大きな変化」が起きること自体は概ね間違いはないようです。 今回紹介する動画は、そんな2025年7月の予言に関して一刀両断してくれる内容

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        なぜ自叙伝を書こうと思ったのか

          スピリチュアルな話②

          少し前に「スピリチュアル」をテーマにしばらく書きますと言っていたのですが、なかなか書けずにおりました。実をいうとこの、私が書こうとしているスピリチュアルな話については過去に別の匿名ブログで既に一通り書いている内容ではあるのです。その時もブログ村のとあるカテゴリー内で割と上位に食い込んで、一定期間それなりに注目された(今は埋もれてしまっていますが)ので、もしかしたら一部のコアな方は既に勘づいていらっしゃるかもしれません。 前回の記事では、聖書や原理講論に出てくる「天使」とはい

          スピリチュアルな話②

          突然の会計報告

          実は、私の自叙伝を出版した際に親族からいくつかの条件と課題を出されておりまして、その中の一つが「会計報告」でした。というのも、私の本が売れれば売れるほど直接的、あるいは間接的な親族への影響が出るリスクが高まる懸念があったこともあり、公認会計士の弟から、どのような形ででも構わないからどこかのタイミングでこの本に関して「会計報告」をしてほしいと言われていました。 もちろんなんで今更なのか?というのはあると思います。タイミング的にも中途半端なこの時期になぜそれをしようと思ったのか

          突然の会計報告

          自叙伝を出版して、その後

          2022年11月に私は無謀にも「平和を愛する世界人の息子として」というタイトルの自叙伝を出版しました。この本のはじめにでも書いたように、妻や両親をはじめ、私の5人の兄弟とその婿嫁の親族の全員から反対されたにも関わらず、それを押し切っての出版でした。それは出版から2年が経った今でも状況は変わっていません。 反対された理由としては、当時の家庭連合、旧統一教会への逆風吹き荒れる中で、なぜ自らその渦中に飛び込もうとしているのか?というのがそれです。親族としては、私の本による間接的な

          自叙伝を出版して、その後

          おすすめ動画紹介のコーナー

          前回スピリチュアリズム入門ということで、一つの動画を紹介しコメントする形でブログ記事を上げました。他にもスピリチュアル関連の動画をいくつかピックアップしながら、掘り下げていこうと考えていたのですが、もう少し多角的に俯瞰するためにもあえて「スピリチュアル」に限定せず、私のアンテナに引っかかった内容も適宜この場で共有していこうと思いました。ということで本日の動画はこちら 【武田邦彦】9月5日最新!幾つかの懸念点は有りますが、世界中が羨む奇跡の国に日本はなります! 私が武田先生

          おすすめ動画紹介のコーナー

          オンライン共同体(仮)のお誘い

          これまで「共同体生活のすすめ」と題して現代の核家族の限界や、共同体のメリットについて書いてきました。また、我々が目指しているものや、共同体とシェアハウスとの違いについても書きました。今回はそこから一転して、タイトルにもあるとおり「オンライン共同体(仮)」のお誘いです。 ではまず「オンライン」に対して「オフライン」について考えると、共同体の前提として「リアル」つまり「オフライン」である必要があります。もちろん「オンライン」でも最近はバーチャルリアリティ(VR)など、その技術も

          オンライン共同体(仮)のお誘い

          スピリチュアリズム入門

          それではまずスピリチュアルに対する理解を深めるため、まずはYouTuberとしても広く知られる及川幸久氏がむすび大学チャンネルにゲストとして登場した回の動画を紹介します。及川氏は、幸福の科学に出家した後、現在は独立して活動しています。彼の国際情勢に関する解説は、スピリチュアリズムと密接に関連しています。 日本もただでは済まない!?新しい戦争の兆し|及川幸久×海沼光城 この動画では、現代の対立構造が「グローバリズム対反グローバリズム」という新しい軸に変わりつつあることが指摘

          スピリチュアリズム入門

          スピリチュアルな話

          最近、私の周辺がとても「スピリチュアル」なのです。とうとう自身のX(旧Twitter)のプロフィールにも書くほどスピリチュアルに傾倒してしまっているので、ブログでも少しスピリチュアルな話題を書かなければいけないと思い、今回からしばらくそのテーマで書いてみようと思います。 私自身は霊的な感性が鈍く、何かが見えるわけではありません。しかし、私の知り合いの二世の中で、ある日突然「見える」ようになったという子がいます。なので、その子とその周辺の人々との関わりの中で、気づけば私もスピ

          スピリチュアルな話

          共同体生活のすすめ⑤

          ここまで読み進めてくださる中で、読者の皆様の中には共同体に対して少し興味や関心を抱かれた方もいらっしゃるでしょうか。その中にはもしかすると共同体に似たような言葉として「シェアハウス」を思い浮かべた方もいるかもしれません。ではここで、私が推奨する共同体とシェアハウスの違いについて、少し触れてみたいと思います。 私が提唱する共同体の概念の基盤は、文鮮明氏の「ホームチャーチ」という思想に由来しています。もし、統一教会に関わったことがある方であれば、この概念についておおよそ理解でき

          共同体生活のすすめ⑤

          共同体生活のすすめ④

          以前書いた内容で、私自身が現状「核家族」であると告白しましたが、実際に妻と二人でほぼ年子の男女3人の子育てを経験してみて実感した内容もいくつかあります。また、自分自身も6人兄弟の真ん中で育ち、歳の離れた弟の面倒を見る中で体験したことと比較しても、いかに現代の核家族というスタイルがハードであるかについて考えさせられます。 まず、夫婦2人で3人以上の子供を育てようとすると、明らかに人手が足りません。分かりやすい例を挙げれば、スーパーや大きめのお店などで、子どもたちがそれぞれ3方

          共同体生活のすすめ④

          共同体生活のすすめ③

          ここで一旦「家族」から離れ、別の視点から共同体について考えてみましょう。 皆さんはこれまでの人生で、あるいは現在進行形で、何かに「ハマった」経験はありますか?この「ハマる」という言葉は、例えば学校や職場で最高の仲間に囲まれ、毎日が楽しくて仕方がないというような状態を指しています。また、趣味やサークル、ボランティア活動などで自分が必要とされ、あるいは仲間から可愛がられ、「この瞬間がずっと続いてほしい」と感じる状態を「ハマる」と表現してみます。 もちろん、最小人数でも「ハマる

          共同体生活のすすめ③

          共同体生活のすすめ②

          それではまず、共同体生活について書く前に、現代で一般的な家族の形となっている「核家族」について考えてみたいと思います。 「核家族」とは、アメリカの人類学者ジョージ・マードックが、人類に普遍的で、すべての家族の基礎的な単位として用い始めた言葉です。その定義としては「夫婦や親子だけで構成される家族」を指します。対になる言葉としては「拡大家族」や「大家族」などがあります。 前回、サザエさんを拡大家族の例として挙げましたが、一方で、ドラえもんに描かれている家族はほとんどが「核家族」

          共同体生活のすすめ②

          共同体生活のすすめ

          皆さんは、共同体生活と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか? - プライバシーがなさそう - 人間関係がうまくいくか不安 - 一度入ったら抜け出しにくそう - 経済的な負担や、自由度が見えにくい もしかすると、これを読んでいる方の中には、過去に共同生活を経験された方もいるかもしれません。そのような方であれば、集団生活についてある程度のイメージが湧きやすいかもしれませんね。 たとえば、留学中に海外の寮で生活した経験がある方や、全寮制の学校に通っていた方は、共同生活の雰囲

          共同体生活のすすめ