土用の丑の日だからウナギを食べよう!ってどうして食べるかご存知ですか?
July 17, 2017
こんばんは、どんぐりと山猫店主です。
ここ最近仕事が有難いことに本当に忙しくて、家に帰ってもお布団へダイブ状態…
夏バテと熱中症気味なのも重なって、身体もヘロヘロ…
発信も少し滞っておりました。すみません
前までは自分の完璧主義に苦しんで、こんな風に決めたことが少しできなかっただけで、
すぐ落ち込んで「何でできないんだろう」と自分への嫌悪感でいっぱいになり心が窮屈だったんですが、
「8割できれば上出来だ!」
くらいの気持ちでいることで、こういうときもあまり苦しくなくなりました!
今日はできたから、そんなできた自分を褒めよう
こんな風に完璧主義に苦しんでいる女性の力にもなりたいなぁ
完璧じゃなくても、普通のおうちごはんを作っている、作れる、それだけで十分すごいし、素敵なのになぁ
自分の経験を全部レッスンに活かしていきたい、!!
そんな続けられる発酵おうち朝ごはんレッスンを計画中です*
さて脱線しちゃいましたが、そんな今日のお葉書ブログbgmは、SAKEROCKさんで「SAYONARA」でお送りしています。
今日は季節のお話
「土用の丑の日」について
毎年この暑い7月の時期が来ると、「土用の丑の日だから、うなぎを食べなきゃ!」
とスーパーでうなぎを買ってはいませんか?
「でもどうして、土用の丑の日にうなぎを食べるの?」
「そもそも土用って何?丑の日って何?」
今日はそんな土用の丑の日に関するまめ話について書きたいと思います
〇実は土用の日は年に4回ある
まずは、「土用」について
お恥ずかしい話、私は今の仕事に就くまで、
「土用なのに、なんで土曜日じゃないの?」「そもそも土用の丑の日って何?」
と疑問だらけでした(笑)
実は、土用というのは春夏秋冬それぞれに1回あり、年に4回あります。
中でも有名なのが「夏の土用」ですね!
また、土用というのは立春、立夏、立秋、立冬、それぞれに入る前の18日間の期間を示しています〇
なので、
冬の土用:1月17日~2月3日
春の土用:4月17日~5月4日
夏の土用:7月19日~8月6日
秋の土用:10月20日~11月6日
の4回が今年の土用の期間であり、今週の水曜には「夏の土用」に当たる期間に入ります
〇じゃあ丑の日って何?
時間でも干支をつかって、表すことがありますよね
例えば、丑の刻なら午前2時を表していたりとか!
それと同じで、カレンダーの日にちにも干支の名前があります。
子、丑、寅、卯…数えていきます。
すると「夏の土用の期間中で、丑の日」に当たる日は、今年でいえば
「7月25日と8月6日」
の2回あるんです◎◎
〇土用の丑の日は分かったけど、じゃあなんでうなぎをその日に食べるの?
もともとうなぎは冬が旬なんです!
じゃあますますなぜ??
と、ハテナが飛び出し来るかと思いますが、
実はこの風習、江戸時代の万能学者であり、発明家でもある平賀源内という方が仕掛けたもの◎
知り合いのうなぎ屋さんが夏はうなぎが売れないと困っていたのを見て、店の前に
「土用丑の日、うなぎの日」という貼り紙をしたのです。
これが大当たりして、「土用の丑の日にうなぎを食べる」が風習となったそうです。
元々この日に「う」のつくものを食べると病気にならないという言い伝えもあったので、
「う」のつく食べ物=「うなぎ」として定着したのではないかという説もあります◎
*ちなみに、「梅干し」や「瓜」、「うどん」なんかもこの『う』のつく食べ物なんです^^
〇うなぎで夏バテ防止
またうなぎを食べることは栄養学的にも最適なのです◎◎
①とくにビタミンAが豊富!なんと1日に必要なビタミンAを確保!
→「粘膜を強化、視覚を正常に保つ働きがあり、胃腸病や風邪を予防します」
②ビタミンB1は1日に必要とする7割を確保できる!
→「疲労回復効果、イライラ解消」
③成人男性が1日に必要なビタミンB2の半分を確保できる!
→「細胞の再生と成長に関係し、美肌効果があります」
④EPAやDHAも豊富!
→「コレステロールを抑えて血流を良くする」
「記憶力、判断力を高める」
またその他、うなぎに含まれるビタミンEには老化防止と高い抗酸化作用があり、カルシウム、鉄はそれぞれ骨や歯、血液という体の根本に関係してきます。
最近では、皮の周囲に含まれるコラーゲンへの注目度が高まっていて、
タンパク質の一種であるコラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ役割を果たしており、肌の張りはもちろん、血管を柔軟にし、ガンの予防にも効果があると考えられているんです〇
『夏の土用の丑の日にうなぎを食べる』
ことは、夏バテで弱った身体を整えるのに、最適だということがわかりますね!
〇和菓子の世界にもうなぎがある
和菓子の世界にも「土用餅」という周りをこし餡で包んだお餅があります。
これにもきちんと意味がありまして……
その昔宮中では、暑気あたりをしないようにガガイモの葉を煮出した汁で餅米の粉を練り、丸めた餅を味噌汁に入れたものを土用の入りに食べるという風習がありました。
これが、江戸時代には餅を小豆餡で包んだあんころ餅に変わったそうです。
小豆は厄除けにも通じるため、土用餅を食べると、暑さに負けず無病息災で過ごせるといわれており、
和菓子屋さんでもよくこの時期には「土用餅」を販売しています^^
こうしてみると、どんな伝統も風習もその時に食べる食べ物も、きちんと意味があるんですよね。
やっぱり何事も意味を知って伝統も風習も食べ物も、大事にしていきたい。
伝えて、共有して、育てていきたいな
私も25日はうなぎを食べて夏バテを乗り越えよう!
本日も拝読いただきありがとうございました。
今日も素敵な夢を。
明日も朝ごはんから素敵な1日にしよう
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