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なぜ葉っぱ堆肥作りで土に埋めようと思ったのか

 林の落ち葉掃きでは、掃き集めた枯れ葉を1か所に集め、山のように積み上げています、周囲に広がらないようにネットで囲い、その中に高く積んでいます。そのあとは、いくつか混ぜ物をして、定期的に切り返して酸素を送り込むことで、自然に堆積した落ち葉よりも早く、堆肥化します。
 うちでは、堆肥を作るための条件をちゃんと考えることなく、とりあえず格子で囲って、その中に葉っぱを入れてみました。

これは 堆肥場とは言えません

 すかすか過ぎてしまって、からからで、いつまでたっても枯れ葉のままでした。中を少し掘り返してみたら黒っぽくはなっていたので、中のほうは、いつかは堆肥になるとは思いますが・・・

 最近、ネットで堆肥作りを調べていて、菌が働きやすい条件がわかりました。
・温度
・湿度
・酸素
です。
 温度は、冬以外は大丈夫そうです。
 湿度は、かさかさに乾いていれば、いつまでたっても枯れ葉のままだし、ビチャビチャだと通気性がなくて、酸素が供給されずに嫌気性の菌になります。さわってみて湿った感じくらいがいいみたいです。
 酸素は、好気性の菌には必要です。
 調べた中で、嫌気性の菌でも堆肥はできる と、書いてありました。堆肥のできるしくみは、よくわかりません。ただ、嫌気性の菌だと臭いと思います。前に、ホームセンターで落ち葉堆肥を買ったときに、袋が密閉状態だったために、開封したら どぶ臭いにおいがしました。思わずクレームの電話をしましたが、そのまま2,3日たったら、匂いが消えました。
 あのどぶ臭さが、嫌気性の菌が発生させる気体の匂いなのでしょう。だから、家で堆肥を作るには、好気性の菌が元気に活動できる状態がよいと思います。

 自分で状態を管理する手間はかけたくないし、ちょうどいい容器ってなんだろう と考えていたときに、ネットで土の中に埋める記事があって、これを試してみようと思いました。すでに、野菜くずを土に埋めて良い土ができることはわかっていましたから、葉っぱでもいけるんじゃないか と。
 それで、今試してみているのです。

 あと、生ゴミ(野菜くず)をコンポストのバケツに貯めずに、1週間に1回くらい、そのまま埋めたらどうなるかも試してみたいです。バケツに貯めると、酸っぱい生ゴミが腐った匂いがします。あの匂いが不快だし、酸っぱい匂いなのは、本当に酸が発生しているんじゃないかな と思いました。「マイルドな石灰」を少し混ぜ込んでみましたが、できた土のphを計ったら6でした。6ならば許容範囲ではありますが、ぎりぎりです。
 最初から好気性の菌ならば、酸は発生しないかも と思いました。


 まだ始めたばかりでよくわかりませんが、土に埋めるときのポイントは、浅く穴を掘って、上から被せる土も薄いほうがいいのではないかと思っています。なぜなら、それなら酸素が行き渡り、切り返さなくても全体が堆肥化するのではないでしょうか。
 浅いと乾きやすいかもしれないので、水やりのときに、そこにも水をまこうかと思います。
 そして、少量ずつ、あちこちに・・・
でも、そんなに庭は広くないので悩みます。

 庭がなくてベランダで園芸や野菜作りをしている人のために、大き目な容器に土を入れて、そこで堆肥作りができないか というのも実験してみようと思います。

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