見出し画像

フルオロキノロン系抗菌薬の大動脈瘤・大動脈解離はなぜ起こるの?

2019年1月10日、厚生労働省よりフルオロキノロン系抗菌薬の添付文書について、使用上の注意の改訂指示が発出されました。
海外で、関連性を示唆する疫学研究や非臨床試験の文献が報告されたことによるもので、「重大な副作用」の項に「大動脈瘤・大動脈解離」が追記されました。

今回は、フルオロキノロン系抗菌薬の大動脈瘤・大動脈解離についてご紹介します。

はじめに、結論から!
フルオロキノロン系抗菌薬の大動脈瘤・大動脈解離は、【副次的な薬理作用による副作用】の可能性が考えられます。

ここから先は

761字
この記事のみ ¥ 100

頂いたサポートは、NPOの活動資金として活用させていただきます。ありがとうございます。