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満水テストの事前確認チェックシート

排水配管のテストと言えば満水テストですよね。改修工事ではやることが少ないですが、大手の新築なら確実に行います。

それで、とにかく事故がこの満水テスト。これは接続不良で漏れるとかの話ではなく、意図しない所から水が溢れたり未接続の配管に流してしまったりして、現場が水浸しになるような事故です。

あり得ないだろうと思っていても、そう考えている人ほど事故を起こすもの。現に私も何回もそんな現場に遭遇しています。

事故が起こるとその後処理は非常に面倒なことになりますから、確実に防止するためにもチェックするべき項目をまとめました。

満水テストの際にぜひ活用してください。


□満水テストをやる旨を監督に連絡したか(日時・系統)

□他の設備業者や水を使う可能性がある業者への周知はしたか

□テストをかける系統は確実に配管が終わっているか

□テスト後の水をどうするか検討されているか(そのまま流す・溜めっぱなしなど)

□万が一漏れがあった際にすぐ水を抜ける状況か

□まとまった量の水を取水できる口があるか

□どこから水を入れて写真を撮るのかを決める(1番低い口でなければならない)

□通気配管にまで水が入る可能性を考慮できているか

□満水ジグや風船など、止水するためのものの設置は完全か

□人員配置は適切か(注ぎ口・下階・ホース接続口・シャフトなど)

□ホースを高所作業車に踏まれたり、ハイウォッシャーの接続口が抜けたりしないか(注水中)

□下階も満水テスト中、竪管の末端が未接続などではないか(水抜き時)


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