見出し画像

【チェックリスト】耐火二層管を施工するのに必要な工具

排水配管に欠かすことのできない耐火二層管を施工する際に、必要な工具のチェックリストです。段取りの際にお役立てください。

最低限用意した方が良いものと、配管場所の状況や口径によって用意した方が良いものに分けています。
※脚立や照明などの仮設材は除きます。


最低限用意すべき工具

□バンドソー or チップソー

管を切断するための電動工具です。チップソーはバンドソー よりも速く切断することができますが、大量の粉塵が舞うので気をつけてください。現場によっては禁止のケースもあります。

□ハンマードリル 

支持金物の取付けや穴あけなど、配管時に何かと使うことが多いです。

□インパクトドライバー

ハンマードリルと同様、主に支持や穴あけに使います。MD継手による接続があるなら、ボルトナットの締付けにも使用できます。

□メントリー

管を切断した後の面取りに使用します。両面取れる以下のようなやつです。

□ハンマー

被覆が外しにくい時に木を突っ込んで叩き出したり、万が一のり付けの入りが悪い時に当て木をして叩いたりできます。

□レーザー

墨出しや配管の通りを見るのに使用します。


状況や口径によって用意した方が良い工具

□ディスクグラインダー

あ口径が100A以上なら面取りをするのにあった方が便利です。替刃を用意しておけば、切断にも使えます。

□パイプソー

細物が数ピースなら、管の切断にはパイプソーだけでも十分です。替刃は被覆用とパイプ用の2つを用意しておきましょう。

□挿入機

太物の天井配管や狭小箇所での配管では、のり付けの力が入らない(または力不足)こともあります。そのような時は工具を頼りましょう。

□チェーンブロック&ナイロンスリング

150Aや200Aともなると、人力では挿入できないこともしばしばです。ナイロンスリングを継手にかけて引っ張れば大概の接着は可能です。


最後に

耐火二層管の施工の流れは、DV継手を使った塩ビ管の接着とほとんど同じです。

ただ、被覆があるという点については注意しておくべき。特に以下の2つは押さえておきましょう。

・切断時に発生する切粉の養生や保護具の着用
・被覆を切断したことによる刃の鈍り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?