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クリエイターこそが本当の敵じゃない?

・・・ってことを弊社の企画スタッフに言いました。

私の会社は創業7年の間にさまざまな動画投稿者、インフルエンサー、デザイナーの方々とお仕事してきました。スタッフも動画投稿者です。数独協会も、理事の1人はその道40年のデザイナーです。

クリエイターに近いところにいたからこそ、クリエイターがビジネスサイドに振り回されている光景は何度と見てきたし、そういうのを見て随分頭に来たから、代理店を相手に、クリエイターを守るための盾になったことは数知れません。

特に動画系のクリエイターは、「それはネット分かってないな。。いくら企業案件でもそれやったらアカンだろ。」という依頼が多かったので、企業案件では随分苦労しました。

だから、クリエイターとエンドクライアントの間にいる「中間者」の構造改革は絶対やらないといけないし、このままだといけないのでしょう。そう思って弊社に入ってきたスタッフは、「ビジネスの知識・経験を積んで、クリエイターをサポートする仕事がしたい」と言います。そのとおりだと思います。

しかし、マネージャーであれ、プロデューサーであれ、営業であれ、サポーターはサポートの側に回っている以上、クリエイターと同一ではないのです。クリエイターの創作をビジネスにしなければなりません。クリエイターと意見がぶつかることはどうしたって避けられないのです。

いまは同じ動画投稿者で友達かもしれないけれども、仕事でお金が絡むようになったとき、事業にしなければならないとき、サポーターとして毅然と自分の意見を言えるでしょうか。そして、「お前がそこまで言うなら聞いてやるよ。」と言ってもらえるだけの対等な関係を築けるでしょうか。

クリエイターはライバルなんだと思います。迎合するのではなく、ビジネスマンとして自律し、クリエイターに対峙できるようになって初めて、本当の意味でのサポーターになれるのだと思います。簡単ではないですが。クリエイター兼社長の人でも、部下のクリエイターに対してはビジネスマンとしてバシバシ物申しています。

仕事の佳境においては、代理店や編集者によりも、クリエイターにイラっと来る場面の方が多いと思います。「(確かにお前すごいけど、)今ここで何言ってるんだ、このー!!」ってヤキモキすることの方が多いかな・・・好きだし尊敬しているんだけど、ムカつくんですよね。。そんな夫婦喧嘩みたいな場面をたくさん経験しながら、サポーターとしてのあり方を追求するしかないんじゃないかなあ、と。

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