大好きな映画4選

・Asteroid City

劇とその劇ができるまでの過程(現実)の2層構造になっている映画。2層構造だからこそできた最高のロマンスに号泣した。ロマンスとしての感動と別に、この世に存在しない登場人物と劇を作る過程で失うものへの愛を感じて感動した。この感動だけのための映画だと私は思っている。

・Right Now, Wrong Then

同じ設定だけど、微妙にタイミングやセリフが異なる2つのパターンで撮られた映画。構造が独特だけど、それよりもシチュエーションやセリフに惹かれた。寒がりながら真冬の深夜の通りを歩く2人。叶わない小さな願いを話しながら。
「できることをして生きてる 欲張らずに」
セリフにあったこの言葉が全てな気がする。
いつか舞台の水原にも行ってみたい。一人で。

これを見てからホン・サンスにどハマりして計11作観た。初期と過渡期と最近とで作風がかなり変わっていて、それぞれ好きだけど過渡期に撮られたこの作品が1番好き。純粋で素直な感じ。過渡期だから同じような作風は少ない気がするし、もう作らないと思うと儚い。

・甜蜜蜜

私的には香港青春映画。時代背景なのかツッコミどころもやや多いのはご愛嬌。中国から香港へ出稼ぎに来た二人が出会い、惹かれ合うまでがラブリーすぎて胸がいっぱいになる。カネコアヤノのカウボーイの「君といるのが楽しいカウボーイ それだけじゃダメかしら」を思い出す。そして、当時の香港の空気感は何にも代替できないプライスレス。

・天使の涙

狭い香港で複雑に交錯する恋愛模様を描いた映画。エネルギッシュな香港で狂気満ちた登場人物皆、刹那をエネルギー全開で生きていて観ててアスレチックみたいな楽しさがある。音楽も最高。幼少期に期限切れのパインを食べて喋れなくなった台湾ボーイと失恋してヒステリックを起こしている女の2人が1番好き。恋して失恋して、また違う人と出会う。一瞬は一生。

もっと書きたいけど、一発で書き終わらした方が文章が素直だと思うからここまで。
また大好きな映画に出会えますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?