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ビーチの宝石の闇

写真のような宝石の原石のようなモノがビーチに落ちています…キレイですよね

僕らが出したプラスティックゴミです

海に還ることができずに研磨され海岸に流れ着く

ビーチクリーンという海岸のゴミを拾うプロジェクトがあります

そのビーチクリーンのプロジェクトをされている方とのご縁をいただきました

この宝石のようなプラスティック片を加工し、アクセサリーにするイベントを行ったり、販売することで、またビーチクリーンの資金にしていたりもする

このプラ片が流れつかなくなったら、そのプロジェクトもミッションコンプリートだというのが、なんとも皮肉ですよね

以前、牡蠣殻をつかったアクセサリーを「海護る月額募金」の特典にしたり、つくるワークショップを開祭したりしていました

ワークショップはとても盛り上がり、捨てるはずの牡蠣殻も活かされましたが、殻はそもそも炭酸カルシウム

良く燃えるので普通に燃えるゴミにだせるし、皆さんの化粧品である「ファンデーション」に再利用可能だし、なにより海に捨てれば、海に溶けて、また殻となって還ってくる

プラ片はそうはいかない

牡蠣殻活用ワークショップのノウハウを活かしつつ、海洋プラ問題の解決の糸口を模索した

日本のビーチクリーン光と影

国内だけ頑張ってもゴミはなくならない??

データ的にも日本における日本人のゴミ問題や環境対策への意識は高まっているんですよ

でもゴミは減らない…理由のひとつに、インドネシアの経済成長がある

もともとインドネシアの島や海沿いの人たちはゴミをそのまんま海に棄てる風習というか、それが日常なのだそうで

たしかに2回目の結婚での新婚旅行でバリに行ったとき(2004年頃…🙏)海や海岸がめちゃくちゃ汚かったのを憶えている

昔のゴミといえば、すべて海に還るようなものばかりだった…いまは…ね

日本と同様に海洋国家であるインドネシアにおいて、いずれ必ず必要になるであろう「海洋環境対策」を今の段階からインドネシア入りするのもまたチャンスかもしれない

太平洋は右回りで海流が廻っており、その中心にどんどんゴミが溜まっていっている。それは「太平洋ゴミベルト」と呼ばれている

世界地図をみてもらえばわかるが、その海流の都合で、インドネシアから大量のゴミが日本の海岸に届けられる

夏場は特に台風などで押し上げられてくる

そういう海洋廃棄のゴミ問題を危惧したバリの子供たちが始めたムーブメントが「コンビニ袋廃止」のマイバッグ運動

いまの日本におけるビニール袋の有料化はそこからの発展だという

とはいえ、インドネシア内では特異の島であり「ほぼ欧米」ともいえるバリ島がいくら頑張ったとしても、それは本当に一部で、インドネシア全体の改革改善へと繋がるわけではない

インドネシア全体はとても大きい。人口も日本の倍の2.7億人

そこが現在、経済成長の真っただ中にある

日本も高度経済成長のときは、ゴミ問題だけではなく様々な公害問題を生みだしてきたわけで

そういえば現在、ジョニー・デップさんによる映画「MINAMATA - ミナマタ」も公開されてますね(水俣病の取材をしていたアメリカ人カメラマンさんのお話)

日本は、日本海側は中国や韓国、太平洋側はインドネシアと、漂着ゴミには事欠かないシステムとなっている

だからなにをしても無駄!というわけではない

そのあたりはヨーロッパに学びを得たいところ

SDGsなどを発布して「環境対策」では世界をけん引しているヨーロッパははどうなのだろうか?

なぜそこまで環境意識が高いのか、海洋ゴミ問題はどうなのか、そのあたりのことはまた別の記事でカキますね

本日もご拝読感謝🙏

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