マガジンのカバー画像

天気予測能力を覚醒させる12ステップ

12
ヒトがもともと持ってる感覚を取り戻そう 天気予報から「天気予測」の時代へ 【科学力】 天気予報、気象衛星、GPS × 【AI力】 研究調査、パターン化 × 【人間力】 勘、古代… もっと読む
運営しているクリエイター

#観天望気

天気の南北戦争、冬の台風のメカニズム

牡蠣におけるトラブルのタネ、起点といえばやはり気候変動に伴う「異常気象」 史上はじめて シベリアの永久凍土が溶けたがゆえ、史上はじめて 北から雨雲が降りてくる、史上はじめて それがバリアとなってしまい、史上はじめて 夏に台風が本土に上陸できなかった それがために「海が台風でカキ混ぜられない」ままに冬を迎える しかも暖冬…カキ混ぜられないままに海底に溜まった汚泥の中でメタンガスや有害な菌などが発生し熟成され それが漏れでることで「貝毒」となり、エース生産者がカキ入れどき

「ポンタ天気図」のなにが” ヤバい ”のか

思ったよりポンタですよね ※昨年(2020年)の夏の話です あの「風の谷」も風がないと終わる 春一番とか偏西風が吹けばとか 台風一過で夏到来!とか いま「無風」なのにお気づきだろうか 7月からずっと無風 7/31と8/1の間になにがあったのか 台風が雨雲を吹き飛ばしたわけでもないのに、いきなり夏になった そのすべての謎がこの「ポンタ天気図」に込められている ひとつひとつ貝説…謎解きしていこう まず過去記事でも何度か登場した「シベリア永久雨雲」が観測史上はじめ

史上初、冬の台風のメカニズム

2020年から2021年の冬にかけて、史上はじめて起きた「冬の台風」のメカニズムを、牡蠣の生産にも大打撃な事案なのも含めて、環境デザイナーなりに解き明かしてみました 昨年(2020年)の冬、あまりの「雪の嵐」に秋田の高速道路で車が立ち往生、自衛隊が出動する事態にまでなった…ことはニュースにもなったので、なんとなく憶えているかとおもいます この写真、台風ではなく「雪の嵐」なんです…ヤバくないすか?このデカい雲の下にチラリとみえるのが日本列島です 今日は「冬なのに」日本海側

カミナリ…豪雨…線状降水帯のメカニズムとその対策

※環境デザイナーとしての視点(立場)からカキました シベリアの永久凍土が溶解た水蒸気がヒマラヤ山脈で冷やされ、日本に雨雲として下がってくる←昨年が史上初 ー 南からもいままでのようにたくさんの水蒸気を含んだ雨雲が上がってくる ー それが「ぶつかる」と倍返し「2倍」の量の雨になるという寸法 ー なのでそれがぶつかりやすい山陰エリア(広島、島根、鳥取など)や静岡などに集中しやすい ー しかも下がってくる雨雲は「冷」たく、上がってくる雨雲は「暖」かい ー 暖かい空気が冷たいところ