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天気予測能力を覚醒させる12ステップ

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ヒトがもともと持ってる感覚を取り戻そう 天気予報から「天気予測」の時代へ 【科学力】 天気予報、気象衛星、GPS × 【AI力】 研究調査、パターン化 × 【人間力】 勘、古代… もっと読む
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#台風

天気の南北戦争、冬の台風のメカニズム

牡蠣におけるトラブルのタネ、起点といえばやはり気候変動に伴う「異常気象」 史上はじめて シベリアの永久凍土が溶けたがゆえ、史上はじめて 北から雨雲が降りてくる、史上はじめて それがバリアとなってしまい、史上はじめて 夏に台風が本土に上陸できなかった それがために「海が台風でカキ混ぜられない」ままに冬を迎える しかも暖冬…カキ混ぜられないままに海底に溜まった汚泥の中でメタンガスや有害な菌などが発生し熟成され それが漏れでることで「貝毒」となり、エース生産者がカキ入れどき

史上初、冬の台風のメカニズム

2020年から2021年の冬にかけて、史上はじめて起きた「冬の台風」のメカニズムを、牡蠣の生産にも大打撃な事案なのも含めて、環境デザイナーなりに解き明かしてみました 昨年(2020年)の冬、あまりの「雪の嵐」に秋田の高速道路で車が立ち往生、自衛隊が出動する事態にまでなった…ことはニュースにもなったので、なんとなく憶えているかとおもいます この写真、台風ではなく「雪の嵐」なんです…ヤバくないすか?このデカい雲の下にチラリとみえるのが日本列島です 今日は「冬なのに」日本海側

台風の必要性…異常気象を防ぐ…?!

台風が来るのはとても大変なことだとは思います ですが、人類にとっても海の生き物にとっても「台風」がとても価値があるものだということを今日は記事させてください 台風が来ると海を海底からカキ混ぜてくれます。これによって海の生き物たちにとって大切なエサが増えるんです 特に伊勢などの入り組んだ入江や湾の場合、台風がこないと、普段静かに凪いでいるせいで海底の表面にどんどんヘドロなどが溜まっていってしまうのです それがバクテリアなどの活動を阻害したり、光合成ができなくなったりして