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娘のことで神経質にならない私

昨日、区の赤ちゃん向けのイベントで何度かお話しした方に
かなさんみたいに、穏やかに子供と接したいです。
どうしても子供のことになると神経質になってしまうんです」
と言われたのだけど、確かに、私は子供のことであまり心配をしない。

実は、そのことを少し悩んでさえいた。

よく子育てに関する説明会や動画なんかで、先輩ママさんや助産師さんが言うセリフ。
「なんとかなるさ」「適当でも大丈夫」
おそらくそれは、心配性すぎる母たちの肩の荷を下ろすために、言っているのだけど、私はかなり真に受けている。
あと、
「第一子の時は、神経質になりすぎてて…」
という二人目育児をする友達の言葉を聞いて、そうだよね~!とちゃっかり自分も適当になっている。

なぜだろう?

思い当たるのは、出産のときの経験だ。

私は、自然な形でお産ができるという助産院で出産をした。
実は、いつものごとくあまり深く考えず、珍しい経験が出来そうという安易な気持ちで選んだ。
だから、今から思うとリスクを考えたら病院にしておけば良かったかもとか、この点はデメリットあったな、とか冷静に考えている。

とはいえ、助産院で産んだことのメリットももちろんあって、その最大のものが「あたたかいお産」ができたことだ。

他の場所で産んだ経験がないのに偉そうなことを言うが、やっぱり私の出産はとても人のぬくもりを感じることが出来たと思っている。

立ち合いの旦那さんに陣痛からずっとそばにいてもらい、検診の時から同じ担当の助産師さんにサポートしてもらい、産まれる瞬間にはベテラン助産師さん二人も立ち合い、なんなら学生さん4人もいて、多くの人に囲まれて、
「おめでとう」と言ってもらえた。
あの瞬間に感じた幸せ感!
娘の誕生は世界に祝福されていると感じた安堵感!

私はそれはあそこでしか味わえなかったものだと思っている。

同時に、あの時、妊娠中に悩んでいたことが馬鹿馬鹿しいなと思った。
お母さんになれるのか?
子供は健康か?
出産の痛みに耐えられるか?
娘を愛することができるのか?

そういったことが全て吹っ飛んで、幸せを感じ、なんて無駄なことで悩んでいたんだろう…と思った。

だから、娘のことで必要以上に悩むのはやめよう。
この子は世界に歓迎されていて、きっと幸せになれるから。
だって、こんなにも愛おしく、可愛いんだもん。

その気持ちが私の神経質にならない育児の根底にあるように思っている。

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