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「野獣降臨」上演会場の萬劇場【感染対策】

ドナルカ・パッカーン緊急企画である野田秀樹「野獣降臨」の上演会場は大塚の萬劇場さんです。この緊急企画が実現できたのは萬劇場さんの感染対策の情報発信があったからこそです。(以下、敬称略にします)

萬劇場コロナウイルス感染予防対策ガイドライン

萬劇場は緊急事態宣言が解除された5月25日にさっそくガイドラインを発表されていました。わたしはTwitterでそのガイドラインと空き日程の情報を得て、さっそく萬劇場に電話しました。

新型コロナウイルスによるステイホームのなか、野田秀樹『野獣降臨』を新たに読み直し、なにかしらの形でこの戯曲に取り組みたいとは考えていたのですが、実際どのような形がありえるだろうと出力の先はぼんやりしていました。劇場での上演を決定したのは、萬劇場が区の保健所に相談の上、状況を見て劇場活動をスタートするという情報を読んで、萬劇場でなら、新型コロナウイルスへの万全の対策を実施して上演にのぞむことができるだろうと判断したからです。

その後早速劇場と契約、俳優陣とスタッフ陣に声をかけはじめました。その時点で、3人芝居・80分程度に構成し直すというアイデアはかたまっていました。ですが、野田秀樹氏の許可はまだおりていませんので見切り発車です。その時点では、上演を検討している旨をノダ・マップに伝えているだけの状況でした(許可が下りなかった場合にはもちろん強行突破するわけはありませんので一から形態を考えることになりました。もちろんキャスト・スタッフにはまだ上演許可が下りていないことは伝えています)。その後、ノダ・マップに上演する構成台本を送り、その上で無事に上演許可が下りました。

話がそれましたが、この緊急企画は萬劇場の新型コロナウイルスへの対策があったから生れた企画だ、ということです。

萬劇場の劇場清掃・換気

このまえ下見に伺った時には業者による清掃作業が行われておりました。その合間にお邪魔したので清掃の様子自体は見れなかったのですが、こんな様子だったようです。

感染予防対策としては劇場内の換気もとても重要です。そもそも映画館や劇場は、一般事務所よりも高い基準で換気が義務付けられております。萬劇場では、約11分に1回の割合で、館内の空気が全て入れ換わるとのこと。(一般家庭は2時間に1回。感染対策上、30分に1回が推奨されています)

換気の吸気口にも十分な清掃が行われ、ますます安心・安全といったところでしょう。

萬劇場の入り口に手洗い場が設置!

劇場入り口には新たに手洗い場が設置されました(すごい!)。お客様にはそれぞれ手洗い場で手を洗っていただいてからご入場頂くかたちになります。これでアルコールアレルギーの方も安心です。

さらにお手洗いの手洗い場もセンサー式に統一されたとのこと!

萬劇場の対策はほかにも椅子のカバーや、受付での対策など、さまざまにあるのですが、まずはこんなところで。ご興味ある方は萬劇場のウェブやTwitterをご覧下さい。

萬劇場にご来場のお客様へのお願い

最後になりました、ドナルカ・パッカーン「野獣降臨」は萬劇場が定めるガイドラインに則って上演を行います。お手数ですが、ご来場のお客様には感染防止対策にご協力いただきますのでよろしくお願いいたします。
[入場時]
・検温をおこないます。37.5℃以上の方はご入場をお断りします。
・ロビー外に設置した手洗い場で、まず手を洗ってくださいますようにお願いいたします。
・ご来場の際はマスクを着用してください。
[客席の状態]
・客席の換気をよくするため、換気システムの外気の取入れ率をこれまで以上に多くするため、エアコンの効きが悪くなるかもしれません。また、稼働音がこれまでよりも大きくなってしまうかもしれません。
・〔熱中症やのどの乾燥を防ぐため〕劇場内での飲料、飴の摂取を推奨します。
※詳しくは萬劇場のウェブをご覧下さい→https://t.co/gXTOTIvG7h?amp=1

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ドナルカ・パッカーン緊急上演「野獣降臨」
作:野田秀樹 脚色・演出:川口典成
2020/7/22-26 @萬劇場
https://donalcapackhan.wordpress.com/



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