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演劇公演での「クラスター発生」により観客全員が濃厚接触者と判断されたことへの対応について(2020年7月14日現在)

演劇公演での「クラスター発生」を受けて、昨日演劇公演での「クラスター発生」報道を受けての対応について(2020年7月13日現在)を書きましたが、新宿シアターモリエールでの演劇公演で発生した感染クラスターに際して、観客「全員」が濃厚接触者として判断されたと昨日夜に報道がありました。

濃厚接触者として判断された場合

濃厚接触者として判断された場合、保健所の指示に従い、感染者と接触があった日から2週間ほどの自宅待機、つまり不要不急の外出は自粛、公共交通機関の利用も自粛することが求められています。

私たちは日々、新型コロナウイルスへの感染予防策を実施し、自らにも、そして観客の皆様へと感染させないように万全に取り組んでおりますが、もちろん100%感染が起こらないとは言い切れません。わたしたちも感染が起きた場合の対策についても考えておりますが、観客「全員」が濃厚接触者として判断されるというような状況は想定していませんでしたから、大変驚きました。

今現在PCR検査の結果待ちの状態ですが【7月15日に陰性との結果が出ました】、そこで陰性反応であったとしても、キャストやスタッフに感染者が出ることは十分考えられます。その時に、今回と同じように観客の皆様「全員」が濃厚接触者として判断されることが起こり得るなら、あまりにリスクが高すぎます。少なくとも何百人という単位の方々が日常生活を営めなくなることを意味するからです。そしてそのような判断があり得る状況であるなら、公演を中止するべきだと考えていました。

保健所の回答

本日朝から各所に電話をして、夕方にやっと担当の保健所(新宿区保健所ではなく渋谷区保健所でした)に連絡がつき、電話で話をすることができました。

個人情報保護もあり、細かな事実までは聞けませんでしたし、ここでも書きませんが、私の質問は次のようなものです。「ガイドラインに基づいて、舞台と客席を2メートル空ける、観客席を50%にする、観客はマスクをつけている、観客と演者の接近はないなどの対策を実施した場合に、キャストに新型コロナウイルス感染者が出たとして、観客「全員」が濃厚接触者として判断されるのは、濃厚接触者の定義のどこにあてはまるのか? どのような状況だと観客「全員」が濃厚接触者として判断されるのか? あるいはガイドラインを遵守した場合の例外的事態が発生したのか?」

それに対する、今回の調査と観客「全員」を濃厚接触者として判断した渋谷区保健所の見解は以下の通りです。「業界団体のガイドラインを守っていただければ、新型コロナウイルス感染者が出たとして、観客「全員」が濃厚接触者として判断される可能性は基本的には考えにくい」

ドナルカ・パッカーンとしての対応

もちろんさまざまな状況が起こり得ることは想定するべきですが、保健所による上記の回答に基づき、ドナルカ・パッカーンとしては現在実施している新型コロナウイルス感染予防対策を一層徹底することで、公演の実施に向けて励んでいきます。できうる限りの対策とその情報を開示することで、観客の皆様にそれぞれでご判断いただける状況を作っていけるよう努めていきます。PCR検査の結果が分かり次第ご報告いたします。【7月15日にキャスト3名と演出家、舞台監督、制作の6名に陰性との結果が出ました】

また、『THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―』の主催団体の株式会社ライズコミュニケーションには、情報を開示することを望みます。

文責:ドナルカ・パッカーン 川口典成

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来るべき民主主義社会において求められる、構成員相互における健全な敵対性を涵養していくために、ピーチャム・カンパニーの川口典成が立ち上げた演劇実験場のこと。資本主義/新自由主義リアリズム演劇によってこの世界を再現しようと試みています。