ソフトテニスについての妄想と一人語り
注:「祖父とテニス」ではありません。
中高時代のソフトテニス部だった頃を思い出しながら、
経験から得た基本的な情報とそこからの推測・妄想を織り混ぜて、グダグダ書いてみようと思います。
※ルールや道具等でもしかしたら細かい認識違いがあるかもしれません。コメントでのガヤ・ご指摘もお気軽にどうぞ!
テニスには硬式と軟式がある
硬式テニスとソフトテニス(軟式テニス)は、使う道具もルールも競技人口も違います。
世界的にテニスと言えば硬式テニスを指しますし、オリンピックにも採用され世界各地で盛んにプレイされているのは硬式テニスです。
ソフトテニスがプレイされているのは、日本と東アジア・東南アジアの一部地域だけだった気がします。
道具の違い
硬式テニスは黄色い硬めのボールを使うのに対し、ソフトテニスでは白っぽい柔らかめのボールを使います。
(柔らかいといっても試合中にぶつけられるともちろん痛いです)
その分、ラケットも硬式テニスの方がガッチリと作られていますね。
ラケットの握りも違います。
テニプリ(テニスの王子様という漫画の俗称)でも解説がありましたが、ウェスタン・セミウェスタン・イースタンのように種類があります。
※今改めて調べてみましたが、正直あんまり自分でも区別できてません...。
イラストだと分かりづらいので、現物を見ながら教わるか動画解説がいいかもしれません。
フォアハンドとバックハンド
握りの違いもこれに起因していたりするのでしょうが、
ソフトテニスではフォアハンド・バックハンド*ともに同じ面、かつ片手でボールを打つのに対し、
硬式テニスではフォアハンドとバックハンドで使う面が違います。そして、両手打ちがよく使われます。
*
フォアハンド(ストローク):利き手側の肩が後ろ、逆の肩が前になるように半身になって打つ方法。細かなコントロールをつけたりパワーショットが打ちやすい形。
バックハンド(ストローク):フォアハンドとは逆に、利き手側の肩が前、逆の肩が後ろになるように半身になって打つ方法。
完全に余談ですが、私は比較的バックハンドが得意で、気持ち良く打ち返せたときは楽しいもんでした。
※バックハンドはフォアハンドと比べると打ちづらく苦手な人が多いので、試合でも相手のバックハンド側を攻めるのが常套戦略です。
両手打ちが多い硬式テニスですが、フェデラーの片手バックハンドはとても有名(なよう)です。
彼は数々の優勝経験がある伝説の選手ですし、何より片手打ちのフォームはとても美しく見えるのです。
私もバックハンドはフェデラーになったつもりで打っていたような気がします。
テニスの試合の基本構成
試合の構成についても触れておきましょう。
ソフトテニスの試合はゲーム制になっており、自分のときは5ゲームマッチや7ゲームマッチが多かったです。
1ゲームは4ポイント先取制になっており、
硬式テニスの場合は「ラブ(0)→ フィフティーン(1)→ サーティ(2)→ フォーティ(3)」とカウントするのが有名ですが、
ソフトテニスはシンプルに「ゼロ→ ワン→ ツー→ スリー」と呼びます。
スコアが3-3になったらデュースに突入し、1ポイント差がつけばアドバンテージ◯◯、そして2ポイント差をつけた方がそのゲームを獲るというのはどちらも同じです。
ソフトテニスで7ゲームマッチの場合、「最大で7ゲーム行う」という意味合いのため、過半数の4ゲームを先に獲った方が試合に勝ちます。
互いに4ゲーム目が獲れずゲームスコア3-3で勝負が拮抗したときに、タイブレークという特殊な最終第7ゲームに突入するのは、硬式テニスもソフトテニスも同じです。
試合の長さが格段に違う!
さて、ソフトテニスであれば上記のように過半数のゲームを獲ったところで試合が終わるのですが、硬式テニスの場合そうはいきません。
硬式テニスは、ゲームの上にセットという概念があります。
つまり、ソフトテニスの1試合分を1セットという括りでカウントし、その「セット」の数で勝敗を決定します。
3セットマッチや5セットマッチなどがよく聞かれます。
3セットマッチであれば過半数の2セット、つまりソフトテニスでいう2試合分を先取した方が勝ちです。
5セットマッチであれば過半数の3セット、つまりソフトテニスでいう3試合分を先取した方が勝ちになります。
だから試合時間1~2時間は当たり前ですし、ソフトテニスより持久力が求められると思います。
また、ソフトテニスではダブルスが主流です。
プロの大会の一部でシングルスもあると聞いたことはありますが、少なくとも中高生の大会でシングルスという枠はありませんでした。
硬式テニスでは、シングルスで1試合2時間も3時間も1人でコートに立って戦い続けるのがザラですから、その点はタフなスポーツだよなあと感じます。
ざっくり締めてみる
えーと、書いていたらかなり長くなってしまったのですが、これらの特徴から
ソフトテニスはおそらく、硬式テニスをもっと誰でもプレイしやすくしようと生み出されたのではないか
と私は勝手に妄想しています。
道具もプレイ時間も、よりライトになっていますしね。
※ちなみに私は硬式テニスの経験はありません。観戦経験ならあります。
まあそんなこんなでソフトテニスはとっても楽しいスポーツなので、興味のある方は是非試してみてください。
(ボールが柔らかい分様々に回転が掛けやすく、テニプリごっこにも適しています)
そして、テニスができる祖父がいる方は、元気なうちに祖父とテニスでも、祖父とソフトテニスでもしてください。
一口におじいちゃんと言ってもうまい人がいっぱいいますからね、いいラリーができるんじゃないでしょうか。
あと、部活に入る方向けに。
ソフトテニスは楽ができるということを言いたいわけでは決してないので、勘違いしないでくださいね!
学校や顧問の本気度にもよりますが、普通に体力はいるし走り回って練習はしんどいし夏は暑いです笑
私も真夏の炎天下へろへろになりながら走り回ったり、真冬のくそ寒い風が吹き荒れる中練習したりと、色々思い出があります。
余談 ~テニス観戦~
今はだいぶテニス熱が冷めてしまったのですが、私は硬式テニス観戦も好きで一時期よく観ていました。
何度か有明テニスの森にも大会を観に行きましたが、やはり生観戦は興奮します。
テレビ中継では味わえない感覚があります。
モンフィスとガスケ(だったかな?)の試合がハイレベルで手に汗握る展開で、一番印象に残っていますね。
(モンフィス選手はこの間女子テニス選手と結婚したとかなんとか)
あと、車いすテニスも忘れちゃいけません。
「どんなもんやろ?」と初めて観に行った大会で、たしか日本の超エース国枝慎吾さんの試合を観たのですが、驚いた記憶があります。
これはテニス経験者でないと感覚がわかりにくいかもしれませんが、車いすに乗ってあんな動きと返球ができるのは率直に言って驚異的です。
ボールの軌道もかなり低くスピーディーな展開ですし。
テニスではラケットを持つのは手であり上半身ですが、同時に下半身の動きもめちゃくちゃ重要なのです。
どんなスポーツでもそうですが、腕力だけでボールを打っているわけではありませんから。
車いすと人の融合でこんな試合ができるんだ!と、新しい世界を垣間見ることができました。
ただ、1つ気がかりだったのは、その大会が全試合入場無料だったこと。
観戦者側からすると気軽に観に行けるのでありがたいのですが、選手たちの競技環境が心配になりました。
それでは、今日はここまで。
'21/08/02 最終更新