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最近、パパ活をよく見かける気がする、そして奴らは増殖する

・題名の通り、最近パパ活かしら?と思わしき男女をよく見かけるようになって久しい。以前は六本木近辺でしか見かけなかったのだが(7〜8年前の広島でも怪しいのはいたが不倫との可能性が五分五分)、最近は他の地帯でも見かける。横浜とか川崎でも。

・そして、とんでもなくしょうもない存在になった様な気がする。売り手も買い手も両方。

・それこそコロナ前、2018年頃までのパパ活っぽい人達は決まって同じ様な組み合わせで見かける場所も一様だった。
例えば、平日の夜20時。六本木ミッドタウン地下のサダハルアオキ。私が真剣にマカロンを選んでいる(予算的に2個)間に、1個450円もするマロングラッセ(とたくさんのマカロン)を爆買いして消えていった怪しい2人組。男性は50代でピシッとしたスーツ姿、エリート社会人の風格。一方女性は20代半ばといったところか。リオのカーニバルにギリ参加できそうなくらい露出が激しい。これはパパ活やね。私、わかります。パパ活は金持ちエリサラと夜食風の一回り以上歳下の女性の組み合わせしか見かけない。そう、コロナ前までは。

・でも最近は色んなタイプのパパ活が蔓延しています。不倫とパパ活の個人的な見分け方をここでご紹介。まず年の差がありすぎると大抵パパ活。あと、男側のファッションがロゴドン成金orだるだるユニクロファッションも大体パパ活。
あと、男性側が妙齢でピシッとしてても、女性側がぎり露出狂レベルの格好だとパパ活の線が濃い。不倫だとそこまで目立つ格好はしない。不倫ってやつは、派手な女というより、小綺麗な普通の女が手を染めると相場は決まっている。

・昔は平日六本木で大人しく乳繰りあっていたみたいだが、SNSで「いただき女子」なるヤバめの亜種が出てきていることからも分かるように、最近は本当にどこにでもいる。不倫は身を潜めるがパパ活は堂々としてるから目につく。目からビームを出して全員滅却できたらそうするが、まだ私には修行が足りない。

・昨年、母が清澄白河の現代美術館でやっていたDior展を観にくるために地方から遊びに来た。鑑賞も終わり、ゆっくりとご飯を食べに銀座の佐藤養助に向かう。綺麗めな内装ではあるもののそこは個室もないカジュアルなうどん屋。完全に油断していたが、まさかの隣はパパ活だった。土日のうどん屋にまでおるんかい!油断も隙もないな。

・パパという名のおぢは、ゴルフウェアみたいな服(松本人志とかが着てるドクロのださいやつ)で小太り中年。女側は…私とあまり歳が変わらなさそうなスナイデル系の触角前髪で輪郭神隠し量産女。
土日の銀座で横になる客としては嫌すぎる。まあそもそもあっちが先にいたんだけどね…てか、佐藤養助ってコース料理あるんだ。

・母との会話に脳のリソースが3割ほどしか使えない。横に全て掻っ攫われてしまう。まず男の声がでかい。しょうもないやつほどよく吠える。2人は来月沖縄に行くみたいだが、頼む、今すぐ行ってくれ。

・30分ほどしか見ていないが、それでもこの2人は何処となく盛り上がりにかけ、場末のキャバクラからワープしてきたようにしか見えない確実な妥協がそこにあった。本当はもっと若くて綺麗な女の子と関係を持ちたい。本当はもっと金持ちでスマートなイケおじがいい。

・でも、ここがお互いの現実的な解なのだ。土日の夕方に、会員制の店でもなければリッツのラウンジでもなく、ロブションでも高級寿司屋でもない。出会いはTwitterなのかペイターズなのか知らんが、パパ活も大変やなあと思いながら帰路につきました。

・最近パパ活が広く揶揄されているのは、SNSの発達とパパ活というマイルドな言い回しのポップさが噛み合って一大コンテンツになったこともあるが、不景気なのがでかいと思っている。物価上昇に歯止めが掛からず、賃金の伸びが悪い中、若い女性が稼ぐ手っ取り早い方法が性を売る、という一つの答えを助長させているのは少し悲しい。

・今までもパパ活みたいなのは居た。だが、それは東京カレンダーの中の世界でしかなく、かなりの富裕層が若い美女と愛人契約を結び、普通に暮らしているような人には目視できない・感知できないごく少数の限られた人たちだった。今でもロブションの個室やアマネム辺りには生き残っているかもしれないが、その人たちはこれからも我々の前には現れない。

・普通の人もパパ活という名の売春を気軽に始めてしまうようになった今、SNSには基本いい側面しか流布されていない(ゴミみたいな情報商材屋がいるため)ので、これからもじんわり増殖するんだろうと思う。

・あと5年くらいしたら、パパ活を続けているうちに中年に差し掛かり、にっちもさっちも行かなくなったパパ活ロス世代とか出てくるかな。

・この悪循環を止める確実なひとつの答え。
ー それは、ホストクラブを全て焼き払うこと。

・売掛を許すな。武器を持って戦に向かえ、乙女たち。

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