【SNS】二次創作字書きと困った読者たち

読者さんたちいつもありがとう!!
たくさんの反応をありがとう!!
みんなのおかげで小説を書き続けられます…!!(匿名M風に)
と思わない日はありませんが、一定以上の読み手がつくと、高確率でいらっしゃるのが崇拝系読者さんです。
彼女らは良く言えば熱烈なファンですし、何書いてもベタ褒め、全肯定bot、話をあげる度に熱量のある感想をくれる存在でもあります。一部の書き手にとっては喉から手が出るほど欲しい存在でもあるでしょうし、こういった読み手がつくこと自体をステータスに感じる方もいらっしゃると思います。
けれど長年二次創作をやってきて、これだけは言える。
崇拝系読者と「深く」関わると、ロクなことにならない。
あくまで「深く」なので、オンライン上で文字のやり取りをする程度にとどめておくぶんには支障ないんですが、相手の熱量に押されて通話やらDM、オフでの付き合いなどをし始めると、最終的にこちらが疲弊することが多いです。

さて、今回はほとんど雑記ですが、読者との距離感で悩んでいる書き手さんや、逆に熱烈なファンが欲しいよー!って奮闘している書き手さんに、これまで私が培った二次創作界隈における処世術?みたいなものをお伝えできたらなと思います。
あくまで私の主観ですし、崇拝系読者さんを歓迎する書き手もいらっしゃるので、「二次創作者のファン」としての指針にはそぐわないと思います。あらかじめご了承ください。

■崇拝系読者の特徴

①作品の完成度と書き手の人格を同一視する
カプ萌えに関係ない発言に対し「考え方が素晴らしいです」。ほとんど交流してないのに感想の中で「○○さんそのものが大好きです」。など高頻度で書き手自体を崇拝してきます。多分、おだててるんじゃなくて彼女らは本気で言っている。
まだまだチヤホヤされることに慣れていなかった頃は有頂天になったこともありましたが、こちらが矢印を向けると良くて共依存、最悪こちら側のみが崇拝系読者さんに依存してしまいます。
こうしたちょっと異常な熱が入った読者さんは、熱する勢いもすごいですが、冷めるのもまた早い傾向があります。依存して傷ついた自分を思い出すと恥ずかしいぜ!黒歴史!
まあ、冷めないでジャンル超えてついてくる方もいますけどね

②崇拝対象以外を排除するような、角の立つ行動・発言をする
個人的にはこれがいちばん困ります。①は意識して付き合いをセーブしてればある程度被害を抑えられますが、付き合いに関わらず知らないうちにやられてる可能性があるので。
みなさんご存じ「同●女の感情」みたいな話ですが、元々リア友である相互の匿名箱に「なんでどんぶらこさんと仲良くしてるんですか?身の程をわきまえてください」とかいうとんでもないメッセージが投げられたことがあります(嘘かと思うかもしんないけどマジ)
友人はメンタル鋼だったのでスルーして酒の場でネタにしてましたが(私が彼女の立場だったらもうSNSできない。すごい人です本当に)私はめちゃくちゃ悲しかったです。なんで交友対象まで監視されなくちゃならないんだ。私の作品はもしかしたら何回も読み返してるのかもしれないけど、書いてる私のことは何も知らないのに。
実際のところは分かりませんが、個人的には当時崇拝してきてたフォロワーの誰かによる行動だと勝手に思ってます。
あと、「界隈から○○さんがいなくなるならA×Bにいる意味ない」とか「○○さん以外の作品読まない」とか。空リプで褒め合う文化は私もやってるのでさして気にしないのですが、他の方の作品を明らかに下げている発言は、あなたに対してだけじゃなくて私自身にも批判の目が向けられますからね。
崇拝という極端な行動に出る方は、行動や発言も過激だったりします。

こうして整理すると明らかな信者ムーブで笑いました(真顔で打ってる)
個人的に貢ぐために住所を聞いてきた非相互のROM専とか私をご意見番か何かと勘違いした匿名箱を通した悩み相談や愚痴の吐き出しとかなんか色々ありましたけど、この辺はもう、一定の読者がつくと出てくるオマケみたいなものなので持ちネタにしています。
では、次はこちらが疲弊しないためにどのように読者と付き合っていけばいい?って話に移ります。

【対策1】信者ムーブにも簡潔な感想にもフラットな対応をする

熱量のある長文感想って嬉しいし、こっちも長文ハイテンションで返してしまいがちだと思うのですが、それを送ったのが崇拝系読者さんだった場合、書き手へのクソデカ感情を肥大させる可能性があります。「私の感想でこれだけ喜んでくれた!!○○さんを私が喜ばせている!!」みたいな。崇拝系読者は書き手に自分を認知してほしい欲求があるようです。(実際直リプやDM、匿名箱(匿名箱なのにHNやIDをしっかり明記する)でベタ褒めしてくるパターンが多い)
そのリスクを考えると、一言感想だろうが長文感想だろうが一定のテンションで返すのが吉。
もちろん、1000字近い感想に「ありがとうございます!嬉しいです!」だけだと素っ気なさすぎるし他の創作者から反感を買う可能性がある(二次創作界隈の難しいところ)ので、長い感想には多少長いお返事、けれどテンションは一定を意識すると、自然に謙虚な印象を読者にも他創作者にも与えられるんじゃないかなと思います。

【対策2】承認欲求を満たしてくれるという理由だけで仲良くならない

感想欲しいしいつも自分の作品を褒めてくれる存在ってメッチャありがたい。それはめちゃくちゃわかる。
でも、その人がいつまでも自分の作品に夢中である確証はどこにもないわけです。その人の興味関心が他に移った時、メンブレしないでいる自信、ありますか?
SNS等で仲良くしたり積極的に交流する相手としては、あくまで「自分が相手の解釈や発信が好きだから」を指針にするのがいちばん健全じゃないかと思います。
「正直、若干…というか結構解釈違いだし、作風や絵柄も興味をそそられない…でも私のことすごい褒めてくれる…」という感じの創作者もしくはROM専の方にフォローされたとき、フォロバ迷うかと思うんですが、経験則ではフォロバしない方がベターです。残酷なこと言うけど。
フォロバすると「え!?フォロバされた!!はわわ」って喜んでくれるし、信者ムーブが加速することは想像に難くありませんが、いつの間にか崇拝系相互の反応のために創作してる自分に気づく時がくるはずです。相互の創作や発信に興味がなくて、あなたが相手を承認欲求を満たしてくれるだけの存在と認識してるならなおさら。
創作者のSNSにおいての交流は、お互いの創作や発信にリスペクトがあって初めて成り立つものと私は思っています。

【対策3】年齢がひとまわり下の創作者との距離感はほどほどに

そろそろ怒られそうなんですが。ソースは私です。
これまで渡り歩いてきたジャンルにおいて、必ずと言っていいほど、五つ以上年下の創作者に信者ムーブをされてきました。
なんだろうな、私の感性が幼いからこういった年下の人に好かれるのかな…と思っていたこともあるのですが、若ければ若いほど好きなものに好きです!!って大声で言えるし、夢中になれるのかもしれない。素晴らしいことです。
でも、こちらも入れ込んでしまうと「崇拝系読者と密接に交流した末路」みたいになるし、やっぱ年齢が違うと価値観が異なることも多いので、人間関係のトラブルに繋がる場合もあります。
もちろん、作品の質と年齢は関係ないので、相手の年齢がいくつだろうがその方の発信が好きなのであれば仲良くしていいと思うんですよ。でも、頻繁に通話するだとか、かなり仲の良い関係になりそうなときは、自分が相手に依存してないか、都度自分を戒めておいてもいいんじゃないかなと思います。

ただただ私の交流不精を晒しただけの記事になっちゃった気がしますが、私だって大好きな相互さんから作品に関するラブコールもらったらオタ芸で返してます。私もあなたの創作が大好きです!!!!!ってなる。ドーパミンドッパドパ。
お互いの創作や発信が大好きな相手と仲良くしたり萌語りできること、本当に幸せなことですね。
当たり前ですが上記のことをやってると必然的に厳選フォローになります。チヤホヤされにくくなっちゃうんじゃ…って心配な方は匿名箱を積極的に使ってみましょう。
匿名箱の使い方は「感想ください!」だけではないです。「自カプの○○エピソードお願いします」とか、「○○って動物園行くと思いますか?」とか大喜利もどきをやってれば読者と交流できるし、読者が感想を送るハードルも下がります。
ただ、これやると何気ない読者のつぶやきや最悪悩み相談とかも匿名箱に来始めますので自己責任でお願いします。スルースキルも時には必要です。

結論。読者さんとの付き合い方本当に難しいですね!!
反応はないよりはあった方がいいしとってもありがたいのですが、自カプ創作以外のことに余計なリソース割きたくない、そんなジレンマ。
でも、読んでくれる方がたくさんいるという幸せを享受している限り、何かしらのクソデカ感情を抱かれることは避けられないのかもしれません。
むしろそうやって割り切った方が、いろいろと前向きに捉えられるのかも。

本日はここで失礼します。それでは、良い創作ライフを!