6/26、PPAP、SSME

今日は仕事中ずっと、頭の中でSSMEが流れている日だった。

ついこないだMVが公開されたpk shampooの新曲。
SSMEというのは「スペースシャトルメインエンジン」の略らしい。かっこいい。たった1分半の中で、美しいメロディが紡がれていて無駄がない。最近一層ヤマトパンクスのことが好きすぎてラジオを過去から遡って聞いているのだが、人徳が凄すぎる。本人もバカをしまくるのだが、それよりもツッコミが素敵。ボケでありツッコミ。あらゆるバカがついてくるわけだ。美しすぎる。

歌詞の中に「戦争映画を見過ぎたせいか」という言葉が出てくるのだが、ちょうど最近見かけた情報に、エヴァンゲリヲンの庵野監督は『激動の昭和史 沖縄決戦』という映画に一番影響を受けたようで何十回と見ているらしい。庵野監督作品にはそのモチーフがよく取り入れられているとのことだ。
ヤマトパンクスはエヴァや庵野監督作品が好きだと話しているので、実際に彼も「戦争映画を見過ぎ」ているんだろうと思う。というか、ヤマトは嘘書かないし。
この SSMEにはBメロがない。ないというか、Bメロとサビが同じメロディなのだ。PKの曲は全体的にこれと同じ構成が多いなと思っていたら、インタビューでそれについて答えていた。(インタビューのURL貼ろうと思ったけどページどれかわからなくなってしまった。)
大体の内容としては「Bメロがあると売れようとしてるみたいでダサい」ということだった。

なるほどーーーーってかめっちゃわかるわーーーー!

と思ってしまった。かなり理解できる。Bメロで「良く聴かせよう」みたいな自意識が発現してる曲、かなりあると思う。
それ自体は悪いことでもなんでもなくて、良い言い方をすると「楽しく聴かせよう」という感じになると思う。というかこっちの方が本懐に近いかも。

本当のところは、Bメロは曲に物語性を与える要素なんだと思う。転。
邦ロックは起承転結がそれぞれ「イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ」と対応しているものがあると思う。Bは物語を面白く、エンタメ性に富ませるには個性が出やすいところと言えそうだ。

自分がヤマトの曲が好きな理由はBメロがないから、と結果的には言えてしまいそうだ。彼の曲には物語やオチがない。展開せず、最初から全てがある。日記や随筆に近い。何も教訓めいたことはなく、ただ在ること、目の前で起きた出来事とその感じ方に素直に向き合っているような気がするのだ。

それは「耐久度」が強いと言い換えることができると思う。物語性を持たせようとすると、つまり極端なイメージなら24時間テレビの感動ポルノになるが、余計にドラマチックに引き立てるために嘘をついたり誇張したりして歪みを生むことになる。誠実さや普遍性が欠けていくのだ。取り繕った表面だけインスタントに消費される。
現実が現実として存在することは、物語性に欠けるため面白みには減るが、人から簡単に消費されて忘れ去られていかないし、ただそこに横たわり続ける静的な力強さがあるのだ。

なんか何が言いたいのかわからなくなってしまった。
ヤマトパンクスの曲は普遍性があって好きという話でした。



・今日は初めて青汁をお昼にコンビニで買って飲んだ。
会社で一番の若造なのに青汁って、いいのかそれで、と思いながら注意深く飲んでみた。
味は案外まずくなかった、というか味全然しなかった。風味づけのために後から加わった抹茶の味のみ。案外ご飯と一緒に食べるには丁度良いのかもと思った。


そういえば、夏至を過ぎていた。いよいよ夏である。

今年は夏を、好きになったり嫌いになったりするのかな。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?