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70年代のLEON RUSSELLの作品

レオンラッセルと聞いて直ぐに浮かぶのは「レオンラッセルと彼をとりまくサムライ達」70年代にニューミュージックマガジン誌に長期間連載されたコラムだ。
福田一郎さんが執筆していたのだが、私にはマニアック過ぎて理解不能だった。今なら興味を持って読めるだろう。
レオンはオクラホマのタルサで生まれた。
10代から音楽活動を始めていたので音楽キャリアはとても長い。
レオンに注目が集まったのはジョーコッカーの「マッドドックス&イングリッシュメン」とジョージハリソンの「バングラデシュコンサート」への参加だろう。どちらの演奏も3枚組のレコードに記錄されている、しかも現在では映像作品でも簡単に観ることが出来る。

LEON RUSSEL

これが1970年発表のファーストアルバム。
このアルバムの参加ミュージシャンを見ればいかに当時のレオンの人望が強大だったか解るだろう。ちょっと手間だけど裏ジャケ拡大してみてね。
発売元のシェルターレーベルはプロデューサーのデニーコーデルとレオンが立ち上げたレコード会社。このアルバムの初回盤にはデイランの「MASTER OF WAR」が収録されていたのだが、セカンドブレスより削除されてしまう。
当時はベトナム戦争やってたから政府の圧力が掛かったのだろうな。私の日本盤には残念ながら収録されていない。
でも素晴らしいスワンプアルバムなのは間違い無い。

DELTA LADY

AND THE SHELTER PEOPLE

1971年発表のセカンドアルバム
シェルターピープル名義になっているが、実際はTULSA TOPS/MUSCLE SHOALS SWAMPERS/FRIEND IN ENGLANDと4っのセッションから構成されている。
裏ジャケにわかりやすく分類されいるので見てね!凄いメンバーよ!
全米チャート17位記錄した大ヒットアルバム。名盤です!

STRANGER IN A STRANGE LAND

ASYLUM CHOIR Ⅱ

1972年度作品
マークベノとのユニット、アサイラムクワイアの2作目のアルバム。録音は1969年の春。ファーストアルバムはスマッシュレーベルだったが、レオンのシェルターレーベルより発表されている。
1968年発表の1作目はサイケサウンドで全然良く無かったけどこのアルバムはスワンプサウンド!とても良い。
レオンとマークは声質が全く違うのだが、うまく混ざり合っている。
スワンプ好きの方は必聴だろう。

CARNEY

1972年度作品
このアルバムは最高に素晴らしい。
間違いなくレオンの最高傑作だろう。
全部レオンの自作曲で全米チャート2位の大ヒットアルバムになった。
名曲マスカレードは後にジョージベンソンがカヴァーして大ヒットしましたね。

TIGHT ROPE

LEON LIVE

1973年度作品

1972年8月カリフォルニアロングビーチアリーナに於けるライブ盤。なんと3枚組。
ジョージハリソンの3枚組に刺激を受けたんやろな。3枚組にも関わらず全米チャート10位の大ヒット!内容は圧巻としか言いようが無い。

ROLL AWAY THE STONE

何故かこのアルバムの音源youtubeでは皆無だった。仕方ないのでこの音源聴いてね。

HANK WILSONS BACK VO1

1973年度作品
このアルバムは軽快なカントリーアルバム。
カントリーのスタンダード曲がたっぷり詰まっている。高校生のころ初めて買ったレオンのアルバムがこのアルバムだったので、強い思い入れがあるアルバムだ。
私はこのアルバムによってカントリーミュージックの免疫が出来たのである。
残念ながら何故このアルバムを最初に買ったのかはもう思い出せないけど最高のカントリーアルバムなのは間違い無い。

GOODNIGHT IRENE

STOP ALL THAT JAZZ

1974年度作品
タイトルどうりJAZZ色の濃い曲も入ってるし従来のレオンも入っておりちょっと散漫な印象を与えるアルバムだが嫌いじゃない。
SPANISH HARLEMなんてとても面白い。

でもこんな曲ばっかりじゃない。従来の路線も健在だ。

WORKIN GIRL

WILLO THE WISP

1975年度作品

このアルバムは異色なるアルバム。
当時最先端だったシンセサイザーを使用したり1973年来日公演の副産物だろう琵琶や尺八の音色まで入っている。こういった試みは今聴くと逆に古臭く感じてしまう。
このアルバムはB面が最高だ。
このアルバムがシェルターレーベル最後の作品となる。

BACK TO THE ISLAND

WEDDING ALBUM

1976年度作品

1975年に結婚したメアリーマクリアリーとのウエディングアルバムである。
このアルバムは好きだな。前作のB面と同じ味わいなのだ。曲も良い。
メアリーとの作品はもう1枚MAKE LOVE TO THE MUSICがあるのだがレコードが行方不明の為割愛されて頂くことにする。
出てきたら追加しますね。

RAINBOW IN YOUR EYES

AMERICANA

1978年度作品


一言で言うとこのアルバムはレオンらしく無い。なんか着飾って無理している感じ。
似合って無いのだ。
これって共同プロデューサーのキムフォーリーの問題なんだろうか?
「男が女を愛する時」のこのアレンジ😭
どう思います?

WHEN A MAN LOVES A WOMAN

WILLIE AND LEON ONE FOR THE ROAD

1979年度作品

カントリー界のスーパースター、ウィリーネルソンとの共演盤だ。
このアルバムは素晴らしいぞ!
A面5曲目のTROUBLE IN MINDがこのアルバムのハイライトだな。
ゲストボーカルにマリアマルダー、スライドギターにボニーレイットが参加している。

TROUBLE IN MIND

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