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70年代英国FUNKシーン
70年代中頃になると音楽雑誌では頻繁にパブロックと言う言葉を目にするようになった。
ブリンズレーシュオーツ一派やドクターフィールグッドなどと共に紹介されていたのが、AWB(アヴェレージホワイトバンド)ココモ、ゴンザレスなどのFUNK BANDだった。
当時のパブロックの概念は「音楽性は問わずパブを拠点として活躍しているバンド」だった。
まずパブロック勢3バンドから紹介してみたいと思う。
AVERAGE WHITE BAND/CUT THE CAKE
英国FUNKシーンで最も成功したバンドがAWBだろう。AWBには特別な思い入れがある。
高校生の頃初めて行ったコンサートがAWBだったのだ。
1976年1月30日 大阪フェスティバルホール。
この日のステージは私の音楽感を根本的に変えてしまった。ROCK一辺倒だった私がFUNKの魅力に取り憑かれてしまったのだ。
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当時は「ピックアップザピーセズ」や「カット・ザ・ケイク」が大ヒットしており、FUNKサウンドがとても心地良かった。ちょうど日本でもディスコブーム襲来の頃だった。タイミングよく彼らの初来日公演の情報を知りチケットを入手した。
しかし残念ながらフェスティバルホールはガラガラだった。半分も埋まっていなかった。
お客さんはディスコで踊ってる兄さんと姐さんが殆どだった。高校生の私達は完全に浮いていた。
しかしライヴは盛り上がったのである。
フェスティバルホールがディスコ化してみんな踊りまくっていたのである。メンバーも大喜びだ!
ハミッシュステュワートがラストで叫んだ言葉は忘れられない。
SOUL CITY OSAKA!だった。
演奏は素晴らしかった。感動した。
彼らは厳密にはFUNKバンドではなく歌心を大切にしたソウルバンドだった。
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当時の新譜がCUT THE CAKEだ。
だからこのアルバムには特別な思い入れがある。
彼らの最高傑作だろう。
KOKOMO/RISE&SHINE
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彼らの1975年発表の2作目のアルバムだ。
ココモはグリースバンドのALAN SPENNERとNEIL HUBBARDが結成したバンド。キングクリムゾンのMEL COLLINSも参加している。
DO IT RIGHT
GONZALEZ/OUR ONLY WEAPON IS OUR MUSIC
1975年発表のセカンドアルバムだ。
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ゴンザレスはスタジオミュージシャンの共同体で頻繁にメンバーは変化する。
ゴンザレスは日本では殆ど知られていない。
しかし70年代カンフーブームの際大ヒットした「吼えろ!ドラゴン」は聴いた事があるだろう。
カールダグラスはゴンザレスのボーカリストで演奏はゴンザレスのメンバーだ。
ゴンザレスには相応しい曲では無いという事でカールダグラス名義で発表した所、空前の大ヒットになったのだ。カールダグラスの懐には大金が転がり込み、メンバーの元には全く還元されなかったそうだ。
これが本来のゴンザレスのサウンド。
RISSOLD
HUMMINGBIRD/WE CANT GO ON MEETING LIKE THIS
ハミングバードはジェフベックグループの残党が結成したFUNKバンドだ。
このアルバムは2作目にて最高傑作。
Bernard Purdieがこのアルバムに参加した事により素晴らしい作品に仕上がっている。
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BRIAN AUGERS OBLIVION EXPRESS/REINFORCEMENTS
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OBLIVION EXPRESSの1975年発表の7作目のアルバムだ。
ブライアンオーガーは抑制された素晴らしいメロディを奏でる大好きな鍵盤奏者だ。名盤なのだ!
BRAIN DAMAGE
VINEGAR JOE/ROCK‘N’ROLL GYPSIES
ヴィネガージョーはFUNKというよりスワンプな音楽性のバンドだが、とてもファンキーだ。
エルキーブルックスとロバートパーマーのツインボーカルという素晴らしさなのだ。
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FALLING
ELKIE BROOKS/RICH MANS WOMAN
エルキーブルックスのソロアルバムも最高!
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MAGGIE BELL/QUEEN OF THE NIGHT
英国のジャニス マギーベルもめっちゃファンキーやねん!
大好きなシンガーです。
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