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オーリアンズのアナログ盤

今回はオーリアンズのアナログ盤を紹介してみよう。オーリアンズの全盛期は70年代。
東海岸のウッドストックで結成されたバンドだが、ウエストコーストサウンドに近い爽やかなサウンドを奏でる。
JOHN HALL/LARRY HOPPEN/WELLS KELLY/LANCE HOPPEN
この4人がオリジナルメンバーだ。
ジャニスジョプリンのアルバムPEARLに収録されていたHALF MOONはご存知だろう。
この曲の作者がジョンホールと奥さんのジョハンナなのだ。

1973年オーリアンズはファーストアルバムを発表する。

これが素晴らしい力作なのだ。
ファーストアルバムにして既にオーリアンズのサウンドは確立されている。
セールス的には最悪だったのだが、素晴らしい内容だ。
彼らの音楽には黒人音楽(SOUL、FUNKなど)の影響が強く感じられる。
しかも名前の通りニューオリンズFUNK、すなわちミーターズやアラントゥーサンの影響も強い。
極上のハーモニーのも混ざり合いオーリーアンズ独特のサウンドを奏でてくれるのだ。

PREASE BE THERE

LET THERE BE MUSIC(ORLEANS 2)

翌年セカンドアルバムが発売されるが、何故か発売中止。
日本とオランダのみで発売される。
私の日本盤はセカンドプレスだ。だからタイトルがLET THERE BE MUSICからDANCE WITH MEに変更されている。
日本盤ファーストプレスは残念ながら見たこともない。売れて無いから中古盤も出てこないのだ。
このアルバムも最高だ。
ABCレーベルとのゴタゴタで発売中止になってしまったが、ABCは馬鹿だ。
これが当時最先端のサウンドなのだな。

一番好きな曲はSWEET JOHANNA

LET THERE BE MUSIC

オーリアンズは1975年にアサイラムレーベルに移籍する。
アサイラムから発売されたこのアルバムからシングルカットされたDANCE WITH MEが大ヒットし、オーリアンズの人気が急上昇する。
セカンドアルバム収録のDANCE WITH MEとLET THRE BE MUSICを新たに録り直し再収録されている。
ダンスウィズミーは日本でも大ヒットしてオーリアンズの知名度は一気に上昇した。
私はLET THRE BE MUSICのカッコ良さに一発でやられてしまったのだ。

WAKING AND DREAMING

1976年に発売された4作目だ。
まずジャケットが気持ち悪い。
これだけで減点10点だ。
だから内容は最高だが90点なのだ。
この頃東のオーリアンズ西のリトル・フィートとよく比較されていたのだが、このアルバムにはジェリーマロッタがドラムで参加してリズムが強化されている。ドラムのウェルズケリーは歌も上手いし、弦楽器、鍵盤楽器、管楽器などもこなすマルチミュージシャンなので、もう一人ドラムが必要だったのだ。
シングルカットされたSTILL THE ONEが大ヒットしたけど私はWHAT I NEEDで!

BEFORE THE DANCE


このアルバムはファーストとセカンドを一緒にした2枚組のアルバム。
ABCレーベルがオーリアンズ人気に便乗して発売したのだろうな。
このアルバムは重宝しました。
2枚組で良い曲がいっぱい詰まってる愛聴盤だったのです。当時はファーストアルバムは廃盤だったはず。

THE ABC COLLECTION

このアルバムはオーリアンズ人気に便乗してABCレーベルが編集したベスト盤。

オーリアンズはこの後大変な事態に陥ってしまう。
ジョンホールが辞めてしまったのだ。
ジョンはソロ活動に転向する。
オーリアンズって元々ジョンホールのバンドだったのでもう終わりかと思ったのだが見事に復活を遂げるのだ。
これはまたいつか投稿してみたいと思う。

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