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Good Night Music #35

おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまでほぼ一日一回紹介する企画です。

今回はこちらです。

United Future Organization「MOONDANCE moon chant FEATURING ABIGAIL GRIMSEL」です。

United Future Organizationは、1990年に矢部直、ラファエル・セバーグ、松浦俊夫によって結成されたDJチーム。2002年に松浦俊夫が脱退し、現在は矢部直とラファエル・セバーグの2人体制となっています。
United Future Organizationは、ジャズ、ファンク、ラテン音楽を中心とした選曲が特徴。
活動を開始して間もなく、ジャズなどの音源をサンプリングして創作した独自の楽曲を発表するようになり、「クラブジャズ」と言われる分野を切り開いたパイオニアです。

今回ご紹介する「MOONDANCE」は、Van Morissonの「MOONDANCE」のカヴァーです。

Van Morissonの原曲も名曲です。
この原曲のメロディや構成の力強さあってこそのカヴァーなんですが。

なんでUnited Future Organizationの、このバージョンを推すかというと

月っぽい

その一言に尽きます。

(実を言うと、United Future Organizationの「MOONDANCE」にはもう一つ「moon rappin'」というバージョンもあって、それもとても月っぽいんですが、こちらの方がより月っぽさを感じる。あくまでも個人の感覚ですが。)

Van Morissonの原曲は、とてもロマンティックだけれども、何処か無骨なニュアンスを感じるのです。
そこが魅力的でもあるのですが。

この、United Future Organizationのカヴァーは、原曲の陰陽の対というか、原曲に潜んでいる情動や深い官能、感情の流れを豊かに表現しているように感じます。

深い夜に、ワインやブランデーでも傾けながら聴きたい。酒飲めないけど。

よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。

やすらぎに満ちた夜を。

おやすみなさい。





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