Good Night Music #56
おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまで紹介する企画です。週3回、月・水・金曜日更新。
今回はこちら。
大野雄二「ルパン三世 愛のテーマ」です。
この曲は、インストゥルメンタルバージョンも含めて色々なバージョンがあるんですが、ヴォーカル入りが好きなのでヴォーカル入りをApple Musicで集められる限り集めてみました。
上から順番に、
・水木一郎 バージョン
・チャーリー・コーセイ バージョン
・Double バージョン
・EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP JAXXバージョン
・今井美樹バージョン
になります。
アレンジそのものも違うのですが、ヴォーカリストでこれだけ表現が変わるのが味わい深い。
個人的には、子どもの頃に初めて聴いたのが水木一郎バージョンだったので、愛のテーマといえばこの人!感があります。
アニキ濃いですよ。表現が昭和で濃くて暑苦しい。松崎しげるのよう。
そしてロボットもののアニソン歌ってるアニキからは感じられない濃厚な大人の色気が!
やべえー。かっこいい。アニキになりたい←
チャーリー・コーセイバージョンは燻し銀。さらっとクールな表現。
Doubleバージョンもまた、ソウルフルで官能美溢れるメロウグルーヴな仕上がり。
エモーショナルな表現が素晴らしい。
EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP JAXXバージョンは、同じジャズ系でも大野雄二アレンジとは異なる世界観、EGO-WRAPPIN'節全開。
今井美樹バージョンは、静けさの向こうにある情熱を感じさせる、やわらかで深い表現。
どのバージョンも、ユニークで味わい深いものとなっています。
「ルパン三世 愛のテーマ」は、ルパン三世のTVアニメのエンディングテーマになっていた曲で、ご存知の方も多いと思います。
メロディーも歌詞も、人間の深いところにあるものを凝縮したかのようで、これからも歌い継がれるであろう名曲だと思います。
異なるアーティストによって演奏され歌われることで、楽曲の多様な魅力が引き出されるのが、音楽の豊かさでもありますね。
音楽っておもしろいな。
そんなわけで。
よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。
やすらぎに満ちた夜を。
おやすみなさい。
いただいたサポートは、記事のための資材の購入、筆者の日々の暮らしに使われ、それらが巡り巡ってたくさんの人の口座や財布の中へと旅しては、世界を豊かにしていきます。ありがとうございます!