1000万の借金を作った歌舞伎町の魔物
※注意※ 絶対に手を出さない事。
俺は1000万の借金をギャンブルで作った。
ギャンブル依存症だ。
オンラインカジノ・競馬・パチンコ・麻雀
なんでもやる。
ギャンブルに手を染めたのは高校1年の夏。
友人の家に泊まり、麻雀を覚えたのがきっかけだった。
はじめは1日麻雀を打っても数百円程度のレートで友人と卓を囲んでいた。
麻雀の面白さ、楽しさを知った俺は高校生にも関わらず地元の雀荘に入り浸るようになった。
この雀荘が地獄の始まりだった。
店で仲良くなった四十代のサラリーマンにオンラインカジノと言う物を紹介された。
歌舞伎町にあり、通称「インカジ」と呼ばれる物である。
内装はネットカフェ同様の造りになっていて、無料の飲食自由・マンガと快適なスペースとなっている。
出入りする人間は様々で水商売系の男女からサラリーマン、老人と多様である。
そんな歌舞伎町のインターネットカジノで俺はビデオポーカーというゲームにハマった。
プレイルールは簡単で画面上にカードが配られ、成立するポーカーの役に応じて配当が払い戻される仕組みとなっている。
レートは一回50円〜12500円まで賭けられる。
俺は初めてのビデオポーカーで1万円を店員に渡した。
500円でプレイしていたところ40万円の勝ちを手にすることとなった。
ポーカーの最上位の役、ロイヤルストレートフラッシュが成立したのだ。
俺の頭の中からは脳汁が溢れ出ていた。
高校生にして40万円の大金を手にした俺は、完全に感覚が麻痺し勝てるモノだと勘違いをした。
翌日、また俺は歌舞伎町の店に足を踏み入れた。
勝った40万円を元手にレートを上げるために店員に5万を渡した。
5分後、無くなる。
追加で5万入れる。無くなる。
この日俺は10万を失った。
通い続けて勝ち負けの連鎖を繰り返し、金は尽きることになった。
だが俺は歌舞伎町に行きたいという欲がおさまらなかった。
俺は親の財布から金を抜き、また通った。
バイトをする様になっても全てを注ぎ込んで、金を失った。
消費者金融からも借りるようになった。
俺は疲れきっていた。
次行けば勝てるんじゃないか?
この前は100万勝ったしプラマイまで戻したい。
これを繰り返し、首は回らなくなっていた。
親に消費者金融の事を話し立て替えてもらって取り返そうという発想にいたった。
200万のクレジットカードと消費者金融を立て替えてもらい俺はまた通い、また負けた。
次は親戚に頼んで、また負けた。
何度もこれを繰り返し、借金は1000万を超えた。
経緯を書くとキリがないが、1つ言えるのは
オンラインカジノは勝てない。
今は1000万なんか取り返せないし、勝てない事を流石に理解してすっぱり辞められた。
この記事を読んでいる人には1000万なんか借金を作る前に勝てないという事を理解して絶対に手を出さないで欲しい。
また、すでに通っている人・一時的に勝っている人も同様に。
歌舞伎町は楽しい歓楽街であるが、危ない誘惑もたくさん潜んでいるから注意してほしい。
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