Digital Synth VRA8-U作ってみました
アチラコチラで目にする「Digital Synth VRA8-U」簡単に作れて音が良いとの事でしたので作者さんのページ等を参考に作ってみました
必要なもの
Arduino UNO
出力用の回路+ボード
PC(スケッチを転送・シンセ音色コントロール)
これだけです。
電子工作が好きでArduinoやRaspberryPiを扱ってる人ならどこかに余ってるような部品で作成できます。
作り方は作者さんのページに公開されていますし。スケッチも一式公開されていますのですぐに作成して音を出せます!
作者さんに感謝いたします。
細かい点は他の皆様が書かれているので省略しますが、いくつか悩んだ点等を書いておきます
ハードを作る
作ると言ってもArduinoに載せる基盤1枚
回路図は作者さんのページにあるのでそのまま作りました
経験ある人なら回路図見ながら基盤を組み立てられます
(私は紙に書いて数回練り直しましたが…)
その基盤をシールドの要領でArduinoの上に載せて完成
試しにIDEのスケッチ例->02Digital->ToneMelodyで音が出てればOK
(出力ピンの番号を変更するのを忘れないでね)
結構ちゃんとした音が出るものです!
ソフト(スケッチ)を転送する
Arduinoにソフト(スケッチ)を転送します
スケッチも作者さんが公開されているのでそのまま転送
唯一、自分の環境に合わせてSerial通信の部分(先頭7,8行目)を設定
右矢印「→」をクリックしてコンパイル、転送で完了です
動かす(音を出す)
USBを挿して音出力を繋いで音出しです
もちろん繋いだだけでは音出ません。演奏しなくちゃです
このシンセの場合Serial通信でPCからMIDI信号をもらって音を出します
PC側でその設定をしなくては音がでません。
このソフトを使いますhairless-midiserial-0.4-windows
インストールしてSerial portを接続しているArduinoに設定
MIDI In をDAWソフトや物理的な鍵盤を設定します
Preferenceで通信速度を38400に設定します
(ここを忘れててしばらく悩みました)
ここまで設定すれば鍵盤を弾けば音が出ます
Arduinoで演奏しているとは思えないホント良い音です!
設定する
演奏は出来ますがシンセですので音色とか設定出来ないと困りますね
作者さんは音色をコントロールするページまで作ってくれていました
(ホントすごいです!)
このページで各パラメータをいじればリアルタイムに音色が変化します
ポリモードにしたりエフェクトかけたり
このコントロールページを使うにはもう一つソフトが必要になります
loopMIDIをインストールしてPortを作ればOK
先程のhairlessのMIDI InをloopMIDI Portに変更
コントロールページのMIDI Inを鍵盤等の入力にMIDI Out を loopMIDI Portに設定します
これで演奏しながら音色を変更できるようになります
感想
シンセを作って見たかった!という事で作ってみました
MIDIシールドをつければ完全なシンセにもなります
Arduino1枚でここまでできるものなのですね
改めて情報を公開してくださった作者さんに感謝いたします。
次はArduinoを使ったモジューラシンセを作りたい…
mozziを使っていろんなモジュールを作ってみたいと思います