日本で英語は身につくのか?AtsueigoのATSUさんとプログリットの岡田社長のYouTubeライブ

昨日の夜、AtsueigoのATSUさんとプログリットの岡田社長がYouTubeライブを放送していた。

おすすめの学習方法

最初に、ATSUさんと岡田社長がおすすめしている勉強法の話になった。

ATSUさんの勉強法はオンライン英会話独り言。独り言とは、日常の中で自分が思ったことや言いたいことを一人で英語にして言ってみること。もちろん質と量の両方が大切で、考えながら取り組む必要があると言っていた。例えば、今日のオンライン英会話では、今まで使ったことのない5つの単語を使うと決めてと取り組む。

一方、岡田社長がプログリットで採用している勉強法は、瞬間英作文を始めとするインプットとオンライン英会話。リスニング力向上として、シャドーイングという勉強法も好評だと聞いている。

2人の違いは、インプットとアウトプットの比率だった。ATSUさんはほとんどアウトプットであるのに対し、岡田社長はインプット:アウトプット=8:2

インプット:アウトプット=8:2という比率に対してATSUさんは、
「それって学習者のレベルによりますよね。レベルが上がればアウトプットの量を増やした方がよい。」
と言っていた。

私個人の意見としては、プログリットに申し込む人は岡田社長のやり方に合っているレベルや性質の人なのではないかと思う。

つまり、インプットが足りていない人自分では質の上げ方がわからない人ある程度強制力がないと量を確保できない人

方法に違いはあるものの、2人ともどうしたら英語が身につくのか様々な方法を試して、考え抜いて、一つ答えを出したけど、もっと良い方法がないかまだ考え続けているという印象を受けた。

瞬間英作文は効果的なのか

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」という本を知っている方もいるかもしれない。

この本では、難しい文法をたくさん覚える前に、中学生レベルの文法を瞬時に使えるためのトレーニングが足りていないということが指摘されている。そこで、中学生レベルの文法を使えば言える簡単な日本語の文章を、瞬時に英語に変換して声に出すというトレーニングを行う。私も、このトレーニングを通して、「わかる」ことと「使える」ことは全く違うことを実感した。

この勉強法についてATSUさんが
「それって、一度日本語を英語に変換するんですよね。僕が英語を話すときは、日本語を英語に変換するという感じじゃない。むしろ、日本語の文章を作って英語に直すというやり方をいかにしないかということを意識している。」
と言っていた。

パラフレーズ

ATSUさんが一つ例を挙げていた。例えば、「携帯の充電が切れそう」と言いたい場合、直訳する必要はない。伝えたいことを少し抽象的にしておいて、複数の切り口、複数の表現の中から言いたいことを伝えることができればよい。

・My battery is running out.
・My battery is dying.

もしも、run outやdieと言えなくても、

・I need to charge my phone right now.
・I didn't charge my phone enough.

でも良いかもしれない。

以前、プログリットのコーチの方から「なんでも英語で言えちゃう本」というを紹介してもらった。

本の中で、likeを使わずに「チョコレートが好き」と表現する話が出てくる。簡単なのは、

I love chocolate.

他には、

・Chocolate makes me happy.
・I can't live without chocolate.
・I eat chocolate everyday.

でもよい。

動詞を変える主語を変える具体例を挙げるなど、視点を変えると様々な表現ができることに気づく。

これをパラフレーズと言うらしく、ATSUさんと同じ考え方だと思った。

日本で学べることと海外に行かないと学べないこと

岡田社長がATSUさんへ
「日本でも英語を習得できると思いますか。」
という質問をした。

するとATSUさんが、
「そもそも、英語を習得するとは何なのかですよね。」
と話し出した。

TOEFLで高得点を取ることなのか。
英語を話せるようになることなのか。

ATSUさんは、英語を習得することを「グローバル人材になること」と表現していた。

会社、プロジェクトのチーム、イベントの参加者など、それぞれの集団にそれぞれの多様性がある。もちろん日本の中にも多様性があるが、英語を使う場ではさらに多様性を感じる。グローバル人材とは、単に英語を話せる人材ではなく、英語を使ってそれぞれの多様性の中で柔軟に対応し、成果を出せる人材だと言っていた。

「英語を習得することを『グローバル人材になること』と捉えた場合、日本だけで習得することは難しいと思いますね。」

というのがATSUさんの意見だった。

モチベーションの保ち方

最後に、岡田社長がモチベーションの保ち方について質問をしていた。岡田社長が感じる英語学習の課題の一つとして、モチベーションを保つのが難しいこと、つまり、継続する力が必要であるということを挙げていた。

ATSUさんの答えは、「何でもゲームにすること」だと言っていた。もともと、仕事にしても勉強にしても、課題をクリアし、アイテムをゲットし、現れる敵に対して上手く対処していく感覚で取り組むのが上手いらしい。

私の場合、プログリットで1日3時間の英語学習を3ヶ月続ける事ができたのは、コーチの存在お金を投資したという事実があるからだった。その2つがなければ、継続は難しかったと思う。

でも、実際は3ヶ月では英語は身につかない。この3ヶ月は、単に英語学習に取り組む期間ではなく、英語学習の習慣をつくるための期間でもあったと思う。

岡田社長が考え抜いて編み出した「英語コーチング」という解決策に対し、実際に経験した私は発明だと感じた。

・興味の持てるコンテンツ(TEDや本)を使う
・独学ではなく自分に合った効果的な方法で取り組む
・学習時間のつくり方にも注目する
・自分を客観視して取り組む
・4ヶ月目からの自走を目指して取り組む

岡田社長のたくさんの対策が盛り込まれている。

ATSUさんも定期的に動画を配信しており、それがモチベーションになると言ってくれる視聴者もいるが、プログリットほどの影響力は与えられないと言っていた。

日本でプログリットを活用し英語を使う訓練する必要性も、海外での生活を経験する必要性も、どちらも実感できた気がした。


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