ビューのDXL解説

この記事では、NotesアプリケーションのビューのDXLがどのようなタグで構成されているかを解説します。
※各タグと各設計要素のプロパティの詳細については、次回以降で解説をしていく予定です。

まずビューは<view>タグで表現されます。
そして<view>タグの直下には、<code>、<actionbar>、<column>の3つの主要なタグがあります。

ビューのDXLをシンプルに表現すると、以下のようになります。

<view name='View01' alias='vw01' bgcolor='white'>
	<code event='selection'>
		<formula>SELECT Form = "fm01"</formula>
	</code>

	<actionbar bgcolor='#f0f0f0' bordercolor='black'>
		<actionbuttonstyle bgcolor='#f0f0f0'/>
		<font color='system'/>
		<border style='solid' width='0px 0px 1px'/>
		<action title='New'>
			<code event='click'>
				<formula>@Command([Compose]; "fm01")</formula>
			</code>
		</action>
	</actionbar>

	<column itemname='Form' width='10'>
		<columnheader title='フォーム名'>
			<font size='9pt' style='bold'/>
		</columnheader>
	</column>
	<column itemname='Subject' width='10'>
		<columnheader title='件名'>
			<font size='9pt' style='bold'/>
		</columnheader>
	</column>
</view>

<view>タグ

〈view〉タグは、ビューのDXLの一番外側の要素になります。このタグの属性は、ビューのプロパティの内容が設定されています。

上記のDXLの例では、ビュー名が「View01」、別名が「vw01」、背景色は白ということが読み取れます。

<code>タグ

「event」属性の値により、ビューの選択、フォームの式、ビューのイベント(postopenなど)などの情報が設定されています。
※〈code〉タグは様々な箇所で登場します。DXLに〈code〉タグを見つけた場合は、どのタグの直下にあるかを意識してください。

上記のDXLの例では、このビューには「fm01」というフォーム名の文書を表示していることがわかります。

<actionbar>タグ

アクションバー、アクションボタンの情報が含まれています。
各アクションボタンの情報は、このタグの配下に〈action〉タグとして記述されています。
また、ビューにアクションボタンがない場合、〈actionbar〉タグ自体が不要となります。

上記のDXLの例では、「fm01」フォームの文書を新規作成する為の「New」というアクションボタンがあることがわかります。

<column>タグ

各列の表示値や列ヘッダー情報が含まれています。
列値に関する設定は〈column〉タグ、列ヘッダーに関する設定は〈columnheader〉タグに記載されます。

上記のDXLの例では、1列目は「フォーム名」(Formフィールド)、2列目に「件名」(Subjectフィールド)があることがわかります。

補足

NotesDXLImporterクラスを利用して、ビューのDXLをインポートする場合、上記の各タグを記述する順番が重要となります。
以下の順番でない場合、取込時にエラーが発生する為、注意してください。

1.〈code〉タグ
2.〈actionbar〉タグ
3.〈column〉タグ

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