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どめすの読書記録

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読んだ本のアウトプットを行っています。
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#日記

【読書記録#16】頭のよさは国語力で決まる(齋藤孝)

以前読んだ『読書力』と同じ著者の本。 そんなタイトルつけられたら読むしかないじゃない!と思いまんまと購入。 著者の問題意識としては下記の通り。 確かに、著者の言っている「自分の国語力に自信がもてない人」は自分の周りでもちらほらいる。「コミュニケーション能力を高めたい」「語彙力を増やしたい」と嘆いている人がいるが、そういう人に限って、活字の本を読むのは難しそうとか、アニメとか他のことに時間を使いたいとか、何かと理由をつけて避けようとしている。 著者の言う「江戸時代の子ども

【読書記録#12】読書力(齋藤孝)

以前noteで見た記事で、記述能力が上がる本の1冊に紹介されていたため購入。 本書を読み終えて、今までの自分がやっていた読書について、改めて考える機会となった。2002年の本ということもあり、さまざまな人が感想を書いているはずなので、自分は印象に残ったことを3点残すのみとしようかな。 ①「読書力がある」状態は4年間の間に読み応えのある文庫本を100冊・新書を50冊以上読む、という経験を積んだ時に言う 本書特有の基準だと思うが、改めて基準を出されるとわかりやすい。近年出てい

【読書記録#11】成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈)

本屋で話題書としてピックアップされていて気になったので購入。 「最強の主人公」として紹介される、クセの強い女子中学生「成瀬あかり」の物語。 本書籍は基本的に成瀬ではなく、親友の島崎をはじめとして、成瀬の周囲にいる人物の視点となっている。クセのある成瀬の言動を、それぞれの人物がツッコミや感想など入れていくような形式。 読んでみた感じ、成瀬の突拍子もない発言から物語が始まるので、成瀬のクセの強さに目が行きがちだが、実は最初に成瀬について語る親友の島崎も成瀬に負けず劣らずクセ

松岡正剛×津田一郎『初めて語られた化学と生命と言語の秘密』どめすの読書記録#2

数学の魅力をつかむことなく学生時代を終えてしまったどめすです。 今回表紙と表紙裏の文言に釣られて、表題の本を買ってしまった。 ↓裏はこんな感じ。 「まだ答えの出ない最高の難問に挑む!」 こんなことを書かれていたのでどんな本かと気になって購入。 中身をそれほど見ずに買ってしまったので、本書の内容が非常に学術的なことに気づくことができなかった(ちょっとした後悔)。 いわゆる文系といわゆる理系、その双方でエキスパートがお互いの視点を持ち寄って世界の解釈について対談を行ったもの

寺山修司『あゝ、荒野』読了 どめすの読書記録#1

通勤時読書勢のどめすです。 2週間ぐらいかけて読み終えた寺山修司『あゝ、荒野』について簡単に感想残していきます。 前提として、投稿主は寺山修司の作品に触れるのが初めてかつ、読書習慣がそこまで定着しているわけではないことをご了承ください。電車通勤するときの往復30~40分ぐらい、きりがよいところまで読み進める程度です。 そんな学生ぶりぐらいに少しずつ読書するぞ!と息巻いているアラサーの感想です。 まず読んでみての第一印象が、語彙力豊富~!(陳腐)。「言葉の錬金術師」と呼ばれ