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【noteがIPOするぞ♫超簡単説明!】⑥公募価格決定♪でnoteはいくらもらえるの?幹事証券会社はどのくらい儲かるの?

note株式会社のIPO(Initial Public Offering)することになりました。
そしてブックビルディングも終わり、公募価格も決定しましたよ(^^♪

素人なりの分析ということで不確かなところあってもお許しくださいまた、この記事は投資判断の材料ではなく雰囲気をシェアするものとご理解ください
⑤まとめはこちら

公募価格は340円(仮価格300~340円の上限で決定)

12月13日に公募価格決定、抽選が行われました。
目論見書にも3回目の訂正が出ています。

やはりというか、仮価格の中では上限で決定しました。
そしてオーバーアロットメントも上限発行確定です。

これまでの記事での計算はすべて平均値320円を使っていたので、修正しました。
それと(投資家はあまり気にしないかもしれませんが、会社としては重要な)引受価格も決まりましたので、その影響についてご紹介します。

IPO全体概要

オレンジ部分が今回確定したところ

発行価格340円決定に伴い、総発行・売出価格が増えています。
その影響で、主に以下の点が変わります。

時価総額

51億円となりました!
あとは、初値がいくらになるか……当選した方はドキドキですね(^^♪

引受額

実は証券会社が新株発行・既存株売出しを引き受ける「引受価格」は未公開でした。
引受価格というのは……

引受価格……………証券会社がnote/株主から株式を引き受ける価格
発行/売出価格……証券会社が投資家に販売する価格
その差額 → 証券会社の取り分!

これが、今回やっと決定・公開されました。
面白いので見てみましょう(^^♪

主幹事大和証券さんは約3千6百万円の手取です。
……どう思います?意外に少ないですよね?
やはり小型IPO案件は証券会社としてはあまり儲からないのかもしれません……

note株式会社の手取

これまで資本組入額や手取りは概算でした。
上記の引受額が公開されていなかったからです。

会社としては、引受額=払込額=増資金額(資本金+資本運備金の増加額)

払込総額は新株+オーバーアロットメント込みで、約1.26億円となりました。
そこから諸経費を引くと……

noteが手に取れる総額はたったの1.07億円……
その使い道はすでに開示されていた通り、
・広告宣伝費 23百万円
・借入返済  80百万円

つまり、IPOで会社が「事業拡大に使える資金はたった2千3百万円」
なのです。
……これが、衝撃的ダウンラウンドIPOの代償なんでしょうね……

まとめ

ブックビルディングが終わり増資の概要は確定しました。
note株式会社にとっては、1.07億円を獲得し借金を80百万円返すことができる……それだけ?という結果はさすがにちょっと悲しいです。

IPO市況は最悪の中、無理やり衝撃的ダウンラウンドIPOを強行したので、致し方ないかもしれません。
でもその結果……

上場企業として事業力を強化することでしか生き延びるすべはなくなりました。まさに背水の陣!

IPOはゴールではない、荒波への航海の入口にしか過ぎない。
今回のnote IPOについては、私は特に、そう思うところです。

がんばれ、note!

おまけ

Cap Tableですが、灰色の部分は未だに情報不足で類推の域を越えません。
特に0と1の項目、資本金はわかるものの実際に出資した金額はあやふや。
もしかしたら前回より倍くらい入れているかも。

ってことで、Another case(^^♪
いずれも4の数字がキリが悪いので、まだ何か理解違いしていると思いますが、
今回はこれでご勘弁(^^♪

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