6月2日(火)日記

ホームセンターにいろいろと買いに行く。
店の前で中学生くらいの子供たち4人が楽しそうに話していた。

｢俺何でいこっかなー｣
｢ちょっと待って迷う｣
｢俺もう決めた｣

靴に小石が入ったフリをしてずっと話を聞いていると分かったが、何やら今からゲームをするようだ。

ゲームの名前は｢ギリギリホームセンターありそうやのに｣。
ギリギリ、ホームセンターにありそうなモノをみんなそれぞれ一つ決めて店員さんにあるかどうか聞く。
｢ありそうやのに｣なので
あったらダメ。なかったらクリア。
そして無かったモノの中で
一番｢ありそうやのに～～｣というモノを言った人が優勝。

楽しそう。参加したい。
しかし今日は大きいタンクトップ一枚という格好だったので話しかけては通報されるかもしれない。
我慢して見ておくだけにした。

一人目の子供が店内に入っていった。
しばらくして、嬉しそうな顔で店から出てくる。
｢万国旗…ありませんでした～！｣

他の子供たちは
｢ありそうやのに～！！！｣
と驚いている。

中々良いライン。
僕もあると思った。

二人目。
｢鎖がま…ありませんでした～！｣

まあ無いでしょう。
万国旗の子が一歩リードか。

三人目。
｢体操選手が手につける白い粉……ありました…｣

あったか。残念。

そして最後の子。
｢よし、俺あれいくわ。ハンドスピナー｣

攻めすぎだ。絶対にある。

他の子供たちも笑っている。
｢絶対あるって！無理やって！笑｣

最後の子が店に入り、
しばらくして出てきた。
シリアスな顔をしている。

｢ハンドスピナー……｣

｢ありませんでした～～～！！！｣

他の子供たちは｢えええ～！！ありそうすぎるのに～！！｣と驚く。

どうやら半年ほど前から扱っていないらしい。
これはお見事。ハンドスピナーの子が優勝。

｢よっしゃ～！15,000勝ち～！！｣
と喜んでいる。

レートたかっ！