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7月22日(木)日記

近所に住んでいる男の子が昆虫採集に行きたいという事で、着いていくことに。
幕花緑地公園へと向かう。

男の子に「なんの虫採りたいん?」と聞くと
「カブトムシがいいけど最悪てんとう虫。とりあえず何らかの成果は上げたい。手ぶらだけは勘弁、採れなければ軟便」と言った。
僕は韻を踏んだことが分からず「あらあら」と返してしまった。

公園のいっぱい木があるエリア、通称「多木(たもく)ゾーン」に向かう。
木にカブトムシがいないか見てまわるが、1匹もいない。
カブトムシだと思って二人でゆっくり近づいていったこともあったが、
印籠がぶら下がっているだけだった。
僕は気まずい空気を何とかしようと
「この印籠が目に入らぬかー笑」と言ったが
「入らん」と言われた。

カブトムシトラップを仕掛けることに。
ストッキングの中にバナナ、焼酎、ハチミツ、白だしを入れて木にぶら下げる。
しかし、もう帰らなければいけない時間まで残り10分を切っていたので、
トラップの目の前で二人で待機することに。
子供に、トラップは僕が見ておくから他のところで虫を探してきてもいいよとも伝えたのだが、
「ここまで来たら二人で死にたい」
と言われた。
僕は別に死なないとも思ったが、グッと堪えた。

10分経ち、結局カブトムシが来ることはなかった。
小さいコバエ(チョウバエ?)みたいなやつが来たので一応捕まえて、虫かごに入れたが、カゴの編み目から抜けて飛んでいった。

一応最後のワンチャンに賭ける思いで、帰りの車のサイドミラーにストッキングトラップをぶら下げて帰ることに。
帰り道、子供は助手席に座り半泣きでじっとストッキングを見ながら帰っていたが、
カーブを曲がる時に遠心力でトラップがミラーから外れ、隣の車線を走っていたボンネットにボスンと乗った。
トラップを乗せたままどこかに走っていく車を見ながら、二人で大笑いした。



ここからは現在も配信中の単独ライブ「じごくトニック」の感想です。
興味があればご覧ください。


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