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Lächeln 2021年12月号

「得意なこと」「好きなこと」どちらを選びますか

子どもたちに「好きなこと」「得意なこと」どちらを伸ばしたらよいでしょうか。
将来就きたい職業を選ぶとき、「好きなこと」「得意なこと」どちらを選択したほうがよいでしょうか。

以下転載ーーーーーーーーー
「好きなこと」とは、言い換えれば「情熱」です。
その行為自体に価値を感じたり、見返りを求めずに没頭できたり、脇目も振らずに熱中できることです。
例えば、「絵を描くことに幸せを感じるし、時間を忘れて書き続けている」「でも、人と比べると絵はそんなに上手ではない」という人がいたとしましょう。
この人の場合、「絵を描くこと」は好きなことではありますが、得意なことではありません。
自分は好きだと感じているけど、そのことで評価を得ているわけではない、というのが「好きなこと」なのです。
好きなことは自分にしかわかりませんし、周りの人が気が付きにくいものでもあります。

得意なこととは、言い換えれば「才能」です。
人よりもうまくできたり、問題なくスイスイ進められたり、苦痛を感じることなくできたりすることです。
例えば、「絵を描くと人からよく褒められるし、自分でも他の人よりはうまいと思う」「でも、絵を描くこと自体に熱中はできない」という人がいたとしましょう。
この人の場合、「絵を描くこと」は得意なことではありますが、好きなことではありません。
周りの人よりは優れているけど、そのことに夢中になることはできない、ということが「得意なこと」なのです。
得意なことは他人との比較で気づきやすく、自分ではなかなか気づきにくいものでもあります。
ーーーーーーーーー転載以上

「好きなこと」は自分のなかで見出すもの、「得意なこと」は他人との評価で気づくものです。
「好きなこと」はOnly1、「得意なこと」はNo1を目指すものと言えます。
SMAPの♪世界に1つだけの花でもNo1とOnly1のフレーズがありますね。

将来就く職業は「得意なこと」を職業にしたらよい、「好きなこと」を仕事にできたらすばらしい、多くの方がそれぞれの意見を言われていることを目にします。
1つ言えることは、子どもたちの「得意なこと」「好きなこと」の発見、気付きを与える存在であるべきことは確かです。

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