テキスト入力省力化ツールをPhraseExpressからespansoに移行

たとえば今日の日付を入力するとき「:today」と入力することで「2024年08月27日」に変換してくれるソフトウェアがあります。

テキスト省力化ツール

Phrase Express

このソフトウェアは老舗なので、古くから使っていました。
「:today」ではなくてキーボードショートカット（CTL+Tのような）も割り当てられますが、そもそも覚えらきれないので私はあまり使っていません。

Autotext - Text Expander - Macro Software

PhraseExpress の設定画面
https://www.phraseexpress.com/ より

非常に便利に使っていましたが、ときおり希望通りに動いてくれなくなることがありました（私の環境だけかもしれません）。「:today」といれても今日の日付になってくれないことがあった、という意味です。

Espanso

そこで、先日また PhraseExpress が言うことを聞かなくなったので、たまたま見つけた Espanso というソフトウェアを使ってみました。

Espanso - A Privacy-first, Cross-platform Text Expander

こちらは PhraseExpress とは違い、フレーズを管理する画面はなく、テキストファイルで以下のような感じで設定します。

matches:
  - trigger: ":hello"
    replace: "いつもお世話になっております。"
  
  - trigger: ":sig"
    replace: "All the best, John"

この設定例だと、「:hello」と入力すると「いつもお世話になっております。」に置き換わります。

画面から設定できないので、少し敷居が高いかもしれません。

しかし、とても良いのは検索機能です。インストール直後、設定変更していない状態だと、 ALT + Space を押すと以下のような検索画面が表示されます。
メールソフトやブラウザ、エディタ、どこからでも ALT + Space を押して、ここから希望のものを選ぶと、現在のカーソル位置に文面が展開されるわけです。

「mail conte」と入力すると、メール文面の候補がでてきます

まとめ

espanso は使っていてなんとなく気分がよかったので、長くお世話になった Phrase Express を卒業し、espanso を使うことにしました。みなさんも、繰り返し入力している文章やセンテンスがあれば、試してみてください。

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サムネイルは energepic.comによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/175045/