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あなたは、いないかもしれない。

ユバル・ノラ・ハラリ ‘ #21世紀における21の提言  (英語版) ’第18の提言 #サイエンスフィクション  P249~55

(私の説明)著者はインディビジュアルを否定する。『individual=in(不可能)divide(分ける)al(もの)。これ以上分けられないもの。』

分けるとそこに、何かある。

‘ある’という考えがデカルトの提唱した現代文明の根幹思想である。

例えば、Got is. I am. ‘is’も‘am’も‘ある’ことを示している。

デカルトは、‘わたしはおもう、ゆえに、わたしはいる。’

著者は、‘ニューロンを調べた、しかし、自己はなかった。’

つまり。著者は、現代文明の礎を否定している。

(本題)

ディズニー映画『Inside Out』は、過去のその作品とはたいへん異なる。

最新の #神経バイオテクノロジー  という切り口をとったのである。

主人公ライリーの脳の中への旅に観客を誘う。

彼女に『 #真の自己  』などなく、彼女は #自由な決定  をなしえない、という結末である。

ライリーの脳の深層にある #生物化学メカニズム  に従うと、『 #魂  』、『 #真の自己  』、『 #自由意志  』は存在しない。

とりわけ、

全てのことがらが整然とかみあう新発見の瞬間は、彼女がどんな『 #コア  』によっても定義されえず、また、彼女の存在がたくさんの異なるメカニズムの #相互作用  に基づいていると証明された時に起こる。

ディズニーがこのような究極的メッセージの映画を興行したのは、驚くべきことである。

ほとんどの観客は、その #神経学的意味合い  と、 #悪意のあるほのめかし  を見逃している。

同じことが、 #オルダスハクスレー  の『 #素晴らしき新世界  』にも言える。

(具体例を省略し、著者の結論)

#オルダスハクスレーは 、『 #逃避  』をすべき人がいるかどうか疑問視したため、『 #逃避  』の可能性を疑った。

#脳  』と『 #自己  』は、『 #matrix  』の一部分である。

したがって、『 #matrixを逃避する  』ためには、『 #自己を逃避  』しなければならない。

しかしながら、探求してみる価値はある。

#自己  』という狭い定義からの『 #逃避  』は、

21世紀において、欠かすことのできない #サバイバルスキル  となるかもしれない。

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