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初めてだよこんなタイトルの生誕祭は、「呪」。


「生誕だ!やった!!!」←できない

物騒すぎるタイトルとビジュアル

「呪」開催決定🎉

どういう気持ちで受け止めたらいいんだこれ。
「生誕祭だ!やったーーーーーーー!!!!!」にはさすがにならんかった。

去年は「留恋」っていうおしゃれかわいいタイトルだったのに。
どうしちまったんだSAEちゃん

一年前のSAEちゃん生誕があまりに良くて書いた感想以来のnoteです。
お久しぶりですおしょいです。

【3行でわかるSAEちゃん】
・つよつよの見た目に鬼の人見知りの中身を備えた早稲田大学卒アイドル
・中高時代あんまり学校生活がうまくいってなかった←伏線
・カフェや古着や映画が好き

去年の生誕祭のnoteにSAEちゃんについて書いてるのでよかったらそちらもどうぞ。

かわいい

【おしょいとSAEちゃんを3行で】
・ライブに一目惚れ。去年の生誕でドはまり
・二度と通いたくなかったディアステにだって行く
・ちょーーーどいい感じでオタクしてる

SAEちゃんはとにかくいい推しメンなんですよ。
グルメ番組で言うところの
「本当は人に教えたくない!グルメレポーターが通っている地元で愛される名店」
って感じです。

ぜんぜん人におすすめできるんですけどねいつもは。

「今度オレの推しメンSAEちゃんの生誕祭あるから一緒に行かない?『呪』っていうんだけどさー!」


去年の生誕祭「留恋」。
タイトルにはノスタルジーという意味もあり

生誕のMCで

「アイドルはいつか忘れられてしまうけど、ふとした時に想い出してノスタルジックな気持ちになってもらえる存在になりたい」

というSAEちゃんのアイドルとしてのスタンスに惹かれて
言葉だけでなくライブ全体でそれを伝える粋なところにも惹かれたもんです。

だからきっと、今回のタイトルにも意味があるにちがいない。

圧ある

高円寺HIGHはライブハウスの中でも暗い感じの箱なんすよね〜
サブカルの街だからなのか

そんなこんなで始まります。

プレイリスト置いておくので聴きながらでも

やっぱり暗い前半

Sweet Dream/ミームトーキョー
あの子のジンタ/チャラン・ポ・ランタン(さえみゅ)
食虫植物/理芽(みゅー)
ベイビー♥ベイビー/ねもぺろ(さえみつき→代打みゅー)
ミドリ/ポルカドットスティングレイ
夜咄ディセイブ/じん

Sweet Dreamは映画でいうオープニングテーマ。
"スポットライト 長くはない 私たちだけの物語 始まる"

童謡に潜む暗さ怖さをぎゅっとまとめたようなあの子のジンタはじめ
誰かを怨む曲、自分の中の暗さと向き合うような曲

合間のMCでSAEちゃんは

「わたしの中で呪いのように刺さっていた聴いていた曲たちです」

と言う。

生誕祭のタイトルに偽り無しすぎる、と私は思う。

あー今回はこういう感じね中盤

遭難/東京事変
バレリーコ/みきとP(踊)
ツインテールは20歳まで♥/きゅるりんってしてみて(さえみゅみ
つき)
オーケストラ/BiSH

東京事変の遭難
いよいよもって、行き止まりというかどうしようもなくなっていく感じの曲

何かが壊れてしまう、バレリーコ。
おおよそ10年前の曲で、セーラー服な衣装で踊っているSAEちゃんの姿に
見たことないはずの学生時代のSAEちゃんがこの曲を聴いて踊ったりしてる姿が見える気がした。

オタクも限界に近づいてきています。

ツインテールは20歳までっていうかわいいイメージの曲も
その実は「なんも知らんくせにわかったようなこと言うなよ。わたしは自分を貫くから」っていう地雷踏まれた女の子の歌なんですね

ちょっと強さのある曲になってきました。

みんな大好きオーケストラ。
オタクみんな踊ってたそうです。後にSAEちゃんが「みんなオーケストラ大好きじゃん」って言ってました。大好きです。

決別と、それを客観的に見ているような曲。
いやめっちゃ良かったなSAEちゃんのオーケストラ。

そして、生誕祭の醍醐味でもあるMCのお時間です。

テーマがわかるMC

「知ってる人もいると思うんですけど、私は学生時代、体調だったり人間関係だったりであんまりこう、人並みの幸せというかそういうのを味わえてなくて”青春コンプレックス”みたいなところがあるんですね?

だからルサンチマンをずっと抱えてて、そういうのを逆転したくてアイドルになろうとして、色んなオーディションを受けて落ちても諦めずにアイドルになって…3年が経ったんですが、今はわたしを肯定してくれるみんながいて、愛してくれて、始めたときのマイナスな気持ちではなく、みんなを幸せにしたいだったり前向きな気持ちで活動できてます。

わたしを「呪」から解放してくれたのは大好きなみんなです。

「呪(のろい)」は「まじない」とも読めるんです。
わたしの歌が、みんなを幸せにする「おまじない」になれますように。

そんな願いを込めて。聴いてください「アイネクライネ」

あ〜〜〜〜〜

アイネクライネ/米津玄師

"消えない悲しみも綻びもあなたといれば
それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか"

目の前で推しメンが
暗い部分をこれでもかと見せた後に

こんなこと歌ってて

耐えられるはずもなく。

一年前は
「SAEちゃんってどんな人なんだろう」を知るために来て
気持ちとしては少し遠巻きに生誕祭を観てたんですけど

一年の間に
SAEちゃんの言う「みんな」の中に自分も入ってるんだろうなと思えるようになっていて

真正面から言葉と歌を受け止めたというか食らってしまったというか

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、終演後のフロアでため息ついてました。
映画館で良い一本観終わったあとのあの感じ。

これがSAEちゃんの人生か。。。

アイドルになれてよかったね。。。

良い生誕でした…

余談ですが
アイドルの言う「みんな大好き」をSNSで見かけるとき反射的に
「これには自分は入ってないな」と思うタイプなんですが

SAEちゃんは折にふれて感謝とか色々と伝えてくれているので
そんなに現場にいるわけでもない自分でも「みんな」に入ってるなって思えるんですよね〜

そういう意味でもいい推しメンだSAEちゃん。

一年を経てだいぶ客観性を失ってしまった
自分用記録記事でした。

最後まで読んでくれた人いたらありがとうございます。

生誕祭のプレイリストをリピート再生してて

最初のSweet Dreamになったとき
"過去に取り憑かれないで 世界は広いから"
って歌詞

「今のSAEちゃんから過去のSAEちゃんへのメッセージだ…!オープニングテーマに物語の全貌が…!!」という気持ちになりました。




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