アイドル「いつかファンに私よりもっと大事なものができて忘れられる。」っていう生誕祭【ライブレポ?】
アイドルの生誕祭で出るフラスタ、ベンチつきが当たり前になってるの怖くないですか?こんばんはおしょいです。
このあいだ参加したアイドルさんの生誕祭がとっても良かったので文を書いてます。フラスタのくだりは全く関係ないです。
"読み応え"あるセットリストで、つい読書感想文書きたくなるような生誕祭だったんですよ〜
読書感想文ってなんだよって話ですよね。
あと読書感想文を書くの好きだったひとあんま居ないと思います。
自分も、普段アイドルのライブ観てるときは
「かわいい!」「レスきた!」「高まる!」「やったー!」くらいでオタクしてるんですが
つい、感想書きたくなるくらい
ミームトーキョーSAEちゃんの生誕祭"留恋"よかったっす
ミームトーキョーのSAEちゃん
ミームトーキョーは、でんぱ組.incの妹グループとして2019年7月31日にステージデビューしたディアステージ所属のアイドルグループです。
リルネードや虹のファンタジスタと同期になるんですかね。
メンバーは何度か変わっていて、SAEちゃんは2021年加入。
現メンバーにもでんぱ兼任メンバーがいるとはいえ、もはやでんぱ組の妹みたいな方向性ではないです。
カッコいい音楽で、人間の弱い内側を鼓舞するような、等身大の闘いを応援するような楽曲が多いイメージですね〜
ライブ観たことない人も多いと思うんですが、シンプルに歌とダンスと楽曲が良いのでYouTubeとかで検索してみてください。
その中でSAEちゃんは
赤担当で背が高くてステージ上ではカッコよくステージを降りると人見知りで可愛いです。
(2番Aメロ歌い終わりにステージ奥へ歩く後ろ姿がカッコいい)
SAEちゃんは一度決めたらそのとおりにしたいタイプで
ある日、ジェラピケカフェのパフェを食べにでかけたら
表参道の店舗も、恵比寿も池袋もなぜか休みでブチ切れながら二子玉川まで食べに行ったそうです。かわいいね。
お誕生日のころには、運悪くノドを悪くしてしまって
誕生日前日夜のカウントダウンの配信は「お誕生日だけどゆっくりノドやすめるね」なんて言いながらなんとかやり切り
誕生日当日には「やっぱり誕生日なのに誰とも会わないのさみしい」って言って夜に配信してました。かわいいね。
そんなSAEちゃんの生誕ライブが3月28日に渋谷近未来会館で開催。
いくつになったのか。年齢は非公開です。
Twitterの固定ツイートに「早稲田大学卒業しました!(2022年3月)」って書いてあります。年齢は非公開です。
そして"読み応えあるセットリスト"がこちら
全部曲わかるやつそんな居ないだろうし
一回のライブでカバー9曲やる労力やばいでしょ。
ちなみに、全然たのしめました。
カバー曲がきちんとコンセプトに沿ってるんですよね。中国っぽかったり渋谷にからめてあったり。ミームトーキョーかなり地力あるメンバーたちなのも大きいです。カバーでも見応えある。踊るさえちゃん麗しい。
↑Spotifyのプレイリストつくっときました
"留恋"の意味とアイドル観
ここから本題です。
セットリストの中で「透明人間/東京事変」がめちゃくちゃ良くて
その前のMCでSAEちゃんが語った内容なんですよね〜(記憶で書いてるので大意で)
「留恋」は「ノスタルジー」を表す中国語の最初の二文字からとってつけたの。
普段は忘れてるんだけど、ふとした時に思い出して「あの時はああだったなー」って浸る感じが好きなのね
それってアイドルにも当てはまって
いまみんなは私やミームトーキョーに熱中してくれて、生きる糧にしてくれてたりすると思うんだけど
みんなも歳をとったり、もしかしたら私達よりもっと大切なものができて、いつかは私達のことを忘れる日が来る。
でも私はそれでいいと思っていて
みんながいつかノスタルジーに浸る時
一緒に過ごしたこの日を思い出して心がぎゅっとあたたかくなったらいいな
今はいつか過去になるけれどだからこそできるだけ長く、一緒にいられる今この時を大切にしたいと思っています。
そんな気持ちをこめて。聴いてください「透明人間」
SAEちゃんの真っ直ぐでいて透明感のある歌声で
MCで「アイドルはいつか終わる」という儚さを観てる全員に意識させてから歌われる歌詞
"あなたが笑ったり飛んだり 大きく驚いたとき 透き通る気持ちでちゃんと応えたいのさ"
"明日も幸せに思えるのさ
またあなたに逢えるのを楽しみに待って
さようなら"
たまらなく良かった。。。気持ちがぎゅってなりました聴いてる時点で。
作品としての生誕ライブ
このライブは、一人のアイドルの子が考えていることがしっかりと形になった作品だな〜と思いました。
たくさん聴いてきた曲の中から、ここに置くのにふさわしいものを選んで
ミームトーキョーの全メンバーのつよみが活きるような出番を用意して
オタクの盛り上がりも意識して
そうしてこのセットリストを作った背景が偲ばれて
SAEちゃんって控えめだけどよくよく考えている子だねえ素敵だねえの気持ちになりました。
ライブ観てて
「かわいい!」「レスきた!」「高まる!」「やったー!」
だけではすまない「え、この曲ぜったい意味こめられまくってるじゃん」「じゃあさっきの曲にも意味あるのか」となって
たいへん読み応えあるセットリストでした。
たまにはこういうのも良いものですね〜
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