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語りたい音楽 『THE COLLECTORS』 ① コレクターズの美学 by MAGIC FUN FA IR

日本を代表するモッズバンドのザ・コレクターズ。
初めてコレクターズのライブを見てから、
今もずっと憧れ、人生の道標として背中を見ています。

痩せ我慢の美学、信念を貫く勇気と覚悟。
常にかっこいいステージ。
どう言葉にしていいのかわからないくらい、大好きです。
が、言葉にならないながらも絶対的に惹かれる理由の大きな一つとしてあるのが
その美学。

スタイルを貫くには勇気と覚悟、そしてセンス!
これが衰えないのが本当にかっこいい。

良い曲しかないのでは?でお馴染みのコレクターズの中でも
ちょっと隠れた名曲の一つ、”スターシェイカー”。
美学を感じる1曲です。
これはシングル『FIND THE WAY HOME』のカップリングだったのだけど
歌詞がとにかく好きで、メインよりこっちだろ、ってくらい
なぜコレクターズが好きなのか?と問われるたら
これだから、と答えたくなるほど。

廻せ世界中 さあ!廻せ
君の手の中で廻せ
やがて雨が虹を運んで やがて世界は変わる
やがて世界中変わって いづれ世界は変わる
やがて世界中変わって きっとボクが変える
そうさ!
きっとボクが変える

"STAR SHAKER "   THE COLLECTORS  
詩 加藤ひさし

私の記憶が間違ってなければ
この曲は当時ヴァージンの社長だった、リチャード・ブランソンが
レーベルを作って、飛行機会社作って
さらに
気球での世界一周など、いろんな冒険をしているのを見て
世界を変えようとする人が、世界を変えるんだな、
と感じて書いた曲、
と。

このエピソード混みで、大好きな曲。
最後の”そうさ!”を聞いた時に、
「そうか!!!!」と、瞳孔が開くくらいビリリっと来たのを覚えています。

そして私の中では、コレクターズは全てがこの
”そうさ!”
でできている、と言っても過言ではないほど。

だから何?と。
信念があるのよ、こっちには、と。

同じく大好きなthe whoのドキュメント映画
” KIDS ARE ALLRIGHT"
の中で必ず涙が出るシーン、
ピートがどこかの国の記者に(フランスだったかな?)
「♪see me, feel me, touch me. heal me
これは結局ワガママってことじゃない?」
みたいに言われた時に、
ちょっとだけ考えて「そうだよ!」と答えるところ。

このシーン、本当に地団駄するくらい悔しいのだけど、
結局そういうこと。(どういうこと?)

余計なことは言うけれど、
余計な返しはしない。
だから何?の美学とでも言うのでしょうか。

とにかくコレクターズは今でも抜群にカッコイイ!


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