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VOL.9『サウンドトラック・ナイト〜魅惑のスクリーン・ミュージック』 2023年01号

第9回目の今回の特集は
1月のポップアップに来ていただく
不定期で映画音楽を楽しむ夜を開催している
『サウンドトラック・ナイト~魅惑のスクリーン・ミュージック』
の皆さまの特集です

4年前の2018年から、ミュージックバー”JUKE JOINT”にて
隔月・第3金曜日(状況により変更あり)に開催される
『サウンドトラック・ナイト〜魅惑のスクリーン・ミュージック』。
発起人の二日市カフェ “コーヒー アンド シガレッツ”(屋号がもう!)の山口氏がお話してくださいました。

映画は、アート、音楽、ファッション、文学、演劇など、
色んな要素を含んだ総合芸術であって、
もともとその全てに興味がありました。
その中でも映画と音楽は私にとっては完全につながったものでした。

また映画音楽といっても、美しいオリジナルスコアもあれば
ロック、ソウル、ジャズ、ブルーズなど、
サントラ盤はジャンルの縛りがなくいろんな音楽が楽しめる。
という事でお客さんと映画の話しをしながら、
いろんな音楽を楽しめたら最高だなと。
それをジュークレコードの松本康さんに相談したところ、
面白いねと言うことで始めました。

実は熊本にも「金曜シネマクラブ」というグループがあって、
こちらの立ち上げにも関わりましたが、
三年以上毎月欠かさず映画好きな人達が集まって語り合っています。

つまりそんな場所を作りたかったのです。

そして、メンバーであり、店主も20年以上(!)に渡り親交がある
エイトックさんにも伺いました。

私が映画を観始めた1970年代は
映画音楽も普通に音楽チャート番組に登場するくらい
ポピュラーなものでした。

2009年に福岡のFM局での専門番組が終了してからは
ラジオから映画音楽が流れる事が著しく減り
「もっと聴きたい!良い曲を他の人にも聴いてもらいたい!」
という気持ちが募っていたところに
”コヒシガ”の山口さんから声がかかりました。

確かに80年代、トップガンやフットルース、
ゴーストバスターズにバック・トゥー・ザ・フューチャーから
パープルレインにヤァ!ブロードストリート、ストップメイキングセンス。あらゆるサントラからの曲がチャートインしていて
見ていない映画でも名場面?と共に作られたMVも鮮明に覚えています。

ジャンルの括りがなく楽しめるアルバム、なるほど!
そういえば、80年代にYENレーベルからリリースされた
「アポジーとペリジー」のような、
架空のサウンドトラックもありましたね。確かにジャンルレス。
店主お気に入りのアルバムのひとつです。

サントラナイト 2022.06.17 開催時のフライヤー

通常のアルバムとサウンドトラックアルバムの楽しみ方の違いはありますか?
メンバーのエイトックさん、KKさんに聞いてみました

『映画音楽』の一番の特徴はそれがカテゴリであって音楽そのもののジャンルは様々なところ。オーケストラなどによるスコア(インスト)とポップ&ロック主題歌が1枚のアルバムの中に収められていたりは当たり前で。スコアアルバムだとメインテーマが場面に応じてアレンジされたものが別の曲として収められていることも多いです。
映画のサウンドトラック・アルバ厶は、比較的曲順もストーリーを追ってる事が多いので鑑賞済みの作品なら映画の場面を思い出しながら追鑑賞するイメージ。未見作品ならストーリーや場面を想像しながら。この場合は通常のアルバムを聴く感じと似てるかも。(エイトック)

サウンドトラック盤は大きく2種類に分かれると思っています。
その映画のためのスコアを制作し演奏されたりシーンを見ながら音楽をつけていったようなオリジナルサウンドトラック
と、既存の曲のコンピレーション的なものと。
前者はもちろんそのシーンにあててつくられたもので素晴らしいものは本当に感情が込み上げてくる感じがしますし、後者は、映画を観て、音楽のほうに立ち戻り夢中で掘り下げていく、発掘みたいな楽しみがあると思います(KK)

サントラナイト 2021.7.22 開催時のフライヤー

この映画にこの音楽がたまらない、この場面にこの音楽が悶絶! 知りたいです!

ルキノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」で流れるマーラーの交響曲第5番
「アダージェット」。映像も音楽も役者も何もかもが悶絶の極み。 
「パリ、テキサス」ライ・クーダーによるスコアが素晴らしすぎる!
マーティン・スコセッシ監督の「グッドフェローズ」で
ピンクのキャデラックが登場するシーンで流れる「いとしのレイラ」のアウトロ!
ここの部分だけを使うスコセッシ監督のセンスに悶絶!
既存の曲を上手く使うのはクエンティン・タランティーノ監督も。悶絶多し。
(エイトック)

こちらはもう圧倒的に一曲一択で「デヴィッド・ボウイ」の「モダンラブ」です。
この曲のイントロを聴いただけで、
腹を殴りながら疾走するアレックスの姿が目に浮かんでもれなく血が湧きます!
”レオス・カラックス監督の汚れた血”より
(KK)

話を伺うの、メチャクチャ楽しかったです!!
マジックのポップアップでも今後も楽しませていただきたいです!

サントラナイト 2020.7.17 開催時のフライヤー 素敵!

◉サウンドトラックナイト~魅惑のスクリーン・ミュージックTwitter▶︎mobile.twitter.com/soundtracknigh1

◉カフェ コーヒー&シガレッツ 
Instagram▶︎ instagram.com/coffeeandcigarettes_fuk/


2023年 最初のポップアップの映画特集。
『サウンドトラック・ナイト〜魅惑のスクリーン・ミュージック』のみなさま
ハナダマリコさんのご協力のもと、とても楽しく過ごせそうです!
店主も久しぶりにじっくりと映画に向き合いました。
楽しいっていいですよね!

今年も楽しいことをたくさん見つけていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!

2023.01.20  magic fun fair 

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