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お前の血は何色だ

今日は出張でホテル泊のドルジ。仕事柄たまに外泊があるのだが、いつも気持ちが高揚する。しかもこのホテルは大浴場がついている。こんな日はサウナで身体をいじめた後に、火照った胃袋へキンキンに冷えたアイスをぶち込んでチルタイムをキメるとしよう。さすれば脳はトリップし、金ピカの未来が待っているはずだ。そうと決まれば早速ブツをコンビニで仕込む。ロング缶の角ハイと抹茶味のハーゲンダッツを入手し冷蔵庫にイン。スキップで大浴場へと駆け込んだ。サウナと水風呂を繰り返して小1時間ほど経つと、脱水症状かと思うくらいに身体は仕上がっていた。クラクラしながら部屋に戻り、冷蔵庫からアイスを取り出す。さあ、新世界の幕開けだと言わんばかりにベッドにダイブしながら蓋をオープン。すると、何故かそこにアイスは無く、トロトロに溶けた緑色があたりに飛び散った。そう、ドルジは冷蔵庫のスイッチを入れ忘れていたのだ。緑色に染まった浴衣と身体。鏡の前に立つと刃物で脇腹を刺されたピッコロさんの姿がそこにはあった。ふと辺りをよくみると、明日着る予定のワイシャツにも外道の血がついている。今日はもう何も考えたくない。温いハイボールを一気に喉に流し込み、全てを諦めふて寝した。翌朝は昨日の自分を恨みながら大急ぎでチェックアウトの支度をするも見事に集合時間に遅刻。女性の後輩に強めに怒られて生きてて良かったと思うドルジなのでした。

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