見出し画像

秋の森で冬虫夏草の正体を暴く^_^

この一週間は先週会った冬虫夏草のことで頭が一杯だった。
ツレアイさんと休日が合ったので、どうしたものかと思いながら「朝の森は気持ちいいよ」と連れ出す。
道々、蝶はいなくなったし今のマイブームはキノコなんだ、とか話ながら、ところで冬虫夏草って知ってる?と訊いてみると、漫画「薬屋のひとりごと」で読んで知っている、と言った。
実は先週みつけたんだけど、掘ってみたいと思わない?と恐る恐る訊いてみると、OKとのことだったので、ワタシ自身の迷いも吹き飛んだ。
とはいえ、一目散には向かわない。存分に秋の森の朝を楽しむことにした。

蛹 クロコノマチョウかな?

ふと葉に下にぶら下がる蛹にであったり、今週もたくさんのキノコに出会ったりしながら上の池を目指して歩く。

枯れ木のうえに集合
木の洞で並んだ
木の洞からおはようございます。
朝の色
集合
一週間後のチシオタケ

先週たくさんあった、茶色のタマゴタケ、、、実はカバイロツルタケだったんだけど、もうすでに影もなくなっていた。
上の池で朝の光をたのしんでいると、翡翠がよこぎりアオサギが舞い降りてきた。

朝の上の池
アオサギ舞い降りる
アオサギのいる風景

また歩き始めると、色づきはじめた葉ややっぱりキノコに遭遇。

見慣れぬ蝶とおもったけど、ムラサキシジミの構造色かな?
いろづきはじめた紅葉
赤い葉
一人
これはナギナタタケかな???
純白の繭っぽい

さて、ここからが冬虫夏草のターンです。
まずは先々週みつけたハナサナギタケをツレアイさんに教え、他にないか一緒に探しました。とりあえず先々週みつけた株は小さいためもう少し成長するのを待ちます。探していると他に二株みつかりました。実は結構多い冬虫夏草のなのかもしれません。

ハナサナギタケ、、、かもしれない白いキノコ

二株のうち大きいほうの正体をのぞき見することにしました。用意したナイフでそっと掘ります。すると地中だった根本に土の塊がありました。それをそっとナイフの先で削り落とします。
とても繊細なもののような感じがしました。
ツレアイさんが小さな小枝2本を両手にもち慎重に土を弾いていきます。

あばかれた、虫の部分
こんな感じだけど、なにかの蛹なのか?ちょっとよくわからない。

とりあえず、始めて生でみる冬虫部分に興奮気味。
でた、でた、でた、、、と宝石を掘り当てたような感動を覚えました。
こうなってはもう一種類だいだい色のほうも観てみたい。
なんとなく正体をみたハナサナギタケは元の場所に植えました。
このキノコは寄生した蛹から栄養をとり成長しているわけですから、蛹から分離しない限り死なない、、、、はず、、、、です。
ということで、植樹しなおし、次回どうなっているか確認しようとおもいます。
さて、次いくぞ〜

おお、あったあったのサナギタケ

これもサナギタケを中心に半径10cmくらいの土を掘り、そこから少しづつ土を落としていきました。すると丸い土の塊がついていました。
ハナサナギタケと動揺に大きくはナイフで土を落としたのちに小枝でひっついた土を剥がしていきます。

おおおおお、なんだこれは

なんだかよくわからないけど、ハナサナギタケよりも明確に虫っぽいヤツがでてきました。さらに慎重に土を落としていきます。

裏側
限界まで土を落とす

通行人がくると作業をとめ、慎重に少しづつ細かい作業をつづけます。
とても繊細でいまにも虫とキノコを結ぶ細い根がキレそうです。
これ以上は机のうえで虫眼鏡とピンセットでの作業しなければ無理、というところまですすめて辞めました。切れてしまえば死んでしまうし、とはいえ虫はすでに死んでいるのですが、、、、、
これも元あった近くに植樹しました。
次まで元気で育ってくれればいいのですが、\(^o^)/

植樹されたサナギタケ\(^o^)/

ここにきて、8月以来の目標だった冬虫夏草と会うことができました。
来年はさらに多くの冬虫夏草に出会いたいところです。

よろしければサポートお願いします