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雨の森の心象@いつもの森

森に着いたとたんに雨が振ってきた。
イメージが切り替わる。
雨粒を受け止めきらめく花・・・
傘の縁からしずくを落とすキノコ・・・
雨の散弾銃にたえる虫・・・
無数の雨粒に光る蜘蛛の巣・・・
しっとりとした森・・・
etc
雨はモデルを輝かせる。
いつものと違う表情を魅せる。

レイニーブルー

ありふれたツユクサも雨の日は特別。
細かな水玉を全身に浴びる。

クサギの実

なんとなく絵にならずにあまりupしないヤツも雨なら大丈夫。

アキノキリンソウ

わずわざコイツに会いに寄り道をしてみる。
雨で花が透き通っているイメージをしていたんだけど、そうでもなかった。

蝶もトンボも散弾銃なんのそので飛び回っていた。

雨のキチョウ
雨のあかね

ここに咲く茶の花を思い出す。
少し遅かったようだ。花びらが縮んでいた。
そして道端ジェノサイドで全滅したと思っていた花が咲いていた。
ツルニンジン。
なんとなく嬉しくなる、、けど、撮るのは難しいモデル。


茶の花


ツルニンジン
雨の中をひとり

このまま上の池までのぼろうかと思ったが、雨は激しく降る。
さすがに自重して、整備されたメインロードを歩くことにする。
まだ、そこまでヤケクソになっていない自分に気がつく。

多分なんでもない花

メインロードでは、集団にであった。
あれやこれや、解説つきでやっている。
別にいいんだけど、雨の中

地上の紅葉

まずは里のほうに行ってみようかな。
前回と同じ花になるけど、雨ならきっと違う表情をみせてくれるさ。

蕊のさきまで水玉
けっこういい感じだけどピンとが甘かったか?

前回と同様にヤマジノホトトギスが咲いていた。
そして彼岸花も。
たまにはupで撮ってみるか。

彼岸花

ヤマジノホトトギスの写真はあとに載せよう。

蔓に実


実に水玉

なんでもない草が花をつけていた。
そして水が滴ってる。
いい感じ。

草に花
里の森、少しづつ色づき始める

ここまでずっと蜘蛛の巣を探していた。
蜘蛛の巣はある。
主もいる。
でも、なかなか水玉をしたためた蜘蛛の巣がない。
大きな木の下とか濡れにくいところが多いのだろうか?
やっとみつけた。
ボロボロの蜘蛛の巣だけど、かえって味がある。

蜘蛛の巣のみずたま

この森を紹介するブログはnoteで、実はメインロードにもヤマジノホトトギスが咲いていることを知った。
猪に掘られることもなく、人に盗掘されることもないく、立派に咲いていた。花の数も多い。
しかも開けた場所に咲くこちらのほうが、写真に取りやすい。

ヤマジノホトトギス
ざんねんながら雨っぽさはなかった。

くだっていくと、崖に白いのが目に入る。
あ、ハナサナギタケだ。前回は絶対になかった。
今回は写真のものもふくめて3株ほどに会う。
ハナサナギタケのシーズンは秋なんだな。

もしかして宿主はひとつ?とするとかなり大きな蛹かもしれない。

わお、ベニナギナタタケの集団だ、笑

ベニナギナタタケ

前回まで、数えきれないほどあったキノコがめっきり少なくなっている。
あれだけ勢いよく、これでもか、というほど森を埋め尽くしたキノコなのだが、シーズンは終わったのだろうか?
なんとなく不思議な感じがする。

数少ない最盛のキノコ
ハナオチバタケかな、ワタシの好きなキノコ

帰りながら、この森の「花の図鑑」をつくっていもいいかな、と考える。
なんやかんやいいながらずっと、花は撮っているよな。
とりあえず、会う花は撮っていこうか、笑

なんだろうね。
水玉をかかえて
アザミと水玉
アキチョウジ
アレチヌスビトハギ

帰るころにはすっかり雨があがっていた。
もう少し降ってほしかった。



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