慈愛あふるる「介護物語」なんて書けない(序)
両親の介護生活がはじまり2ヶ月ほどが経った。
介護突入の当初、テキスト芸人としては、かなり面白いネタを手に入れたと思った。
両親共にかなりボケまくっていはいるが、「介護物語」ではオトボケ老人として書き上げ、そのお世話を人情とユーモアがあふれるヒューマンタッチなドラマに仕立てるなんて分けないさ、と高を括るのに「秒」もいらなかった。
さらには、介護初心者が四苦八苦というより七転八倒しながら、ひとつずつ介護制度を獲得し、それが介護も被介護も楽になるという「指南書」的な要