シュートを打つ! 光嶋裕介 青木真兵 『つくる人になるために ー若き建築家と思想家の往復書簡』
この往復書簡に出合ったのは、2023年の夏頃。
大学での勉強や京都の暑さに疲れてしまい、「優しい」文章を求めていたときに、とある書店の告知を目にした。
第一印象は「装丁綺麗!」だった(やっぱり「物」としての本は大切!)。光嶋さんの文章にも、青木さんの文章にも触れたことがなかった自分にとっては、ある意味で「博打」での購入だった(今から振り返ればこの博打は大成功だった)。
期待に胸を膨らませ、往復書簡を1回目に読み終えると、頭の中は「?」でいっぱいになった。文章は優しいものの