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障碍者手帳取得のメリット・デメリット

今日は障碍者手帳を取得する時のデメリットとメリットについてのお話をします。障碍者手帳って何なのか知らないですよね。

取った方がいいのかな?面倒ではないのかな?差別を受けたりしないか?そう思いますよね。

先ずは結論から。

ここではデメリットを先に紹介します。デメリットは「事実に直面しなければならないこと」です。

事実とは「実際にあること」「本当はあること」です。直面するとは「物事に対峙すること」です。

一番のデメリットは保護者が自分の子供に障害があるという事実に直面しなければならないということです。

障碍を受容するということは簡単ではありません。障碍を受容できるためには段階があります。

「ショック期」重大な病気や事故を受けたことが頭では分かっていても重大さはわかるのだが本当の意味では理解できていない状態です。

「否認期」医師の説明を受けてショックを受けたり健常者に嫉妬や羨望を抱いたりわずかな回復でも過大評価して事実をみつめることができず,奇跡を希望します。

「困難期」気落ちしたり死にたいと思ったり,何もする気がなくなったり,人生がつまらなく感じたりする。一方で治りさえすればどんなことでもすると思ったり,人の言うことに過剰に反応し攻撃的になり落ち込みやすいです。

努力の必要性を悟って,他の患者さんなどを見ることができるようになる。「解決の努力期」

小学校の段階は,非常にうまくいっている場合この段階です。

【受容期】障害も自分の個性の一部分と認め「今の状態,これも自分なのだ。」と認めるとができるようになります。みんなと対等に交流したり新しい役割や仕事を得て活躍するようになります。

特別支援学級児童は解決の努力期で手帳を取得することが多いです。

障碍者手帳をもらうには保護者の障碍受容の程度が高いことが欠かせません。【解決の努力期】になったら障がい者手帳の取得を進めてみてもいいかもしれません。

すべての人が同じ経過をたどるということではありません。私の見てきた子供たちはあからさまに表現しないことが多いので心の状態がわかりにくいんです。

療育手帳は子供たちの療育が進んできて,認知力が上がってくると返上することになります。これはとても喜ばしいことですよね!

社会の中で自分の持ち味を発揮して欲しいです!





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