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相手にお願いを聞いてもらう簡単な方法

みなさんこれから仕事で何かを提案したりとか、何か新しいことをやろうとしている人がいると思いますが、新しいことをするときは、簡単にいえば相手にお願いを聞いてもらうことなので、お願いを通す方法を知っているだけでも仕事がやりやすくなります。
なので今回は相手にお願いを簡単に通す方法をお話したいと思います。

結論から言うとフットインザドアと言うテクニックを使うといいです。
有名なので知っている方も多いかもしれないですが、実際使えている人って少ないと思うので、今回は実例を踏まえてご紹介します。慣れると結構使いやすいんですよ。

これどうゆうものかと言うと、簡単に言うと、小さなお願いをしてから、大きなお願いにつなげるって言う方法です。

実際にアメリカで行った検証なんですが、ジョセフシュガーマンの著書、シュガーマン30のマーケティングの法則の中で、挙げられている例ですが、
カフェでデザートを食べようとして、アイスを注文したんですが、そのときに

「チョコレートアイスにホイップクリームを添えてください」と言ったんですね。
「それはチョコレートサンデーになります」と店員に言われて、
「いや、チョコレートアイスに、ただホイップクリームを添えて欲しいだけなんだけど」
「それはチョコレートサンデーになります。サンデーは35セント、チョコレートアイスは25セントです。お客様の注文はシロップ抜きのチョコレートサンデーになります」と店員に言われたんですよ。
「それなら仕方ない。それで10セント高くなってもいいです」って言ったんですね。

あるとき別のレストランに行った時に、
「チョコレートアイスをお願いします」と頼んで、店員がテーブルを離れようとした時に、
「すみません、そのチョコレートアイスにホイップクリームをつけてくれる?」と頼んだら
「はい、わかりました」って店員が言ったんですね。
レシートを見たら、25セント、チョコレートアイスのみの値段だったんですよ。

偶然か、と思って何回も同じことを検証したんですよ。
どこのお店でも同じ結果になったんですね。
何が言いたいのかと言うと、最初に、チョコレートアイスのみでって頼んだ後に、
あ、ついでにこれもして、ってお願いをすると、相手はそのままの状態で承諾をしやすくなると言うことなんですよ。

つまり最初にどんなに小さくてもいいからYESを獲得すれば、その後のYESも獲得しやすいって言うことなんですね。
実際この方法ってダイレクトマーケティングの世界でも当たり前のように使われていて、どれほど小さくてもいいから購買決定をさせてあげてから、ついで買いをさせるように仕向けると相手にいろいろ買わせることができるんですよ。

つまりこれを仕事に応用するんですよ。
僕がよく使うのは、提案事項を相手に通したいので、例えば書類のフォーマットが使いづらいから、書類をまるっと全体的に作り直したいと思ったら、まず最初に上司に

「お疲れ様です。ボールペン借りてもいいですか。忘れちゃって」って言ってボールペンを借ります。
「〇〇さんが以前言っていた、あの書類ですが、やっぱり使いづらいところがありますね。」
「えっ、そんなこと言ったっけ?」
「そうそう、あの書類のここがちょっと打ちづらいって言っていましたが、僕も使いづらいなって思いました。そういえばここってこんなふうにやると、ここが省けるみたいなんですよ。ほらそしたら、みんなも楽になりますよ」
「あ、本当だ」
「〇〇さんのご指摘があったから、みんなもやりやすくなりそうですね。書類のフォーマット少し修正しておきましょうか?」
「あ、じゃあお願いしていい」

って言う流れで、ほんのちょっと書類を手直しするんですよ。
この流れを2、3回やって、自分に信用が得られたな、と感じたら、まるっと書類そのものを変更する提案をしてみるんですよ。
まさに小さなYESを積み重ねですよね。

あとは、僕が思いついてやっている仕事は、相手が最初に指摘してくれたって言うことにしちゃうのもポイントです。
つまり結果として相手の手柄として持っていくんですよ。こうすると好かれますよ。

ちなみに信用を得られたなと言うタイミングをどこで判断するのかと言うと、口調や今までと違う言葉が出たらかなと思っています。
例えば、僕の場合は少し砕けた言い方をしてくれたときとか、笑顔が見えた時とかなと思いますね。
「これお願いしてもいいですか?」だと硬いから、「これお願いしてもいい?」と聞かれたら信用されてきていると判断して、アタックを仕掛けますね。

ぜひ参考にしてみてください。

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