表題のキャベツの葉っぱみたいな図は何かわかりましたか?
正解は、
All roads do lead to Rome(すべての道はローマに通ず)
の地図です。
同じように、『全ての速読術本は、「本を読む本」に通ず』と言っても過言ではありません。
そんな話を3限でしました。
さて、「本を読む本」に出てきた、4つのレベル思い出せるでしょうか?
正解は、以下の4つです。
④「シントピカル読書」を前提とした②「点検読書」をする際の様子
さて、本日は④「シントピカル読書」を前提とした②「点検読書」をする際の様子を知って貰います。
一言で言えば、④「シントピカル読書」は、「論文執筆読み」、「コンサル読み」です。
1つの主題(テーマ)に関して、2冊以上の本を読み、分類、統合して、多面的に理解する読み方です。
修士論文や博士論文を執筆された方、トップコンサルティングファームで活躍しているコンサルタントは、自然と身についている読み方です。
大学を卒業した方でも、大学の在学中に論文と呼べる論文を執筆していない方は、身についていない可能性があります。
正直、私、桐島は大学ではほとんど身に付きませんでした。1つのテーマを深堀りする機会が無かったためです。
それでは、本を選んだり、読んだりするプレッシャー(切迫感)がどのぐらいのものなのか? トップアスリートならぬ、トップ読書家を参考にしたいと思います。
知の巨人、立花隆の本の選び方・読み方(④「シントピ」を前提とした②「点検」)
まずは、言わずと知れた、知の巨人の立花隆さんからです。
読書欲がすべての欲(食欲や性欲)を通り超して、一番だと公言して憚らないプロフェショナル作家ですので、一般人に参考になるか分かりませんが、以下の本から引用します。
これは、本の紹介の記事を書く際の、本の選び方・読み方になりますが、
1つのテーマに多面的にアプローチする際の方法です。
すなわち、これが、④「シントピカル読書」を前提とした②「点検読書」です。
立花さんの守備範囲は、「政治、経済、サイエンス、テクノロジー、哲学、思想、現代芸術」に及び、その分野から複数冊を選ぶことで、平面(1冊)ではなく、立体(複数冊)を作っていく様子が描写されています。
我々のように、自腹で本を購入する場合は、もっと時間をかけて書店で吟味すればいいのですが、立花さんの高速チェックは、まさに必要な個所だけをざざざっと読む、速読術に他なりません。
https://brutus.jp/article/771/31487より引用した立花隆さん
トップレベルの読書家の雰囲気を体感できたでしょうか?!
コロナ禍下で、時間がある学生の方は、是非とも書店で、こういった本の読み方、選び方、買い方をしてみて下さい。国内旅行や海外旅行代わりだと思って、本の世界を旅行するのは、愉しいですよ(*'▽')
社会人の方で、1つの分野の専門家になりたい、他の分野も知りたい・深く掘り下げたいという方は、こういった本の選び方がお勧めです。
私も本屋に行くと、本の購入に迷い、気づけば高速で速読を繰り返していたりします。その結果、一気に世界が広がる経験をしています。
See you soon.
次回は、10限目です。