開かれた本屋
仕事の合間に、改装後の紀伊国屋書店新宿店に初めて立ち寄りました。率直に感動しました。
改装後の店舗は、1、2階が通路に対してシームレスになっていて、文字通り「開かれた」お店になっていた。ドアをくぐることなく、戸を押すことなく、ふらりと立ち寄った先に、たくさんの本が広がる。
もとより書店は、ひとびとに対して開かれた場所であると思います。食品店や映画館とは異なり、無目的に立ち寄る人に寛容である。「立ち読み」だけして帰る人もいて、咎められない。もしかしたら、家に居づらい子ども、家を失った人もいるでしょう。「本を買うかもしれない」という可能性によって緩やかに人がつながる空間。
その本質が、現実的に表現されていることに感動した。誰もを拒まず、誰もを追わず。そして、誰もを歓迎する。そんな知の空間になっていた。
今回は時間の都合で買えませんでしたが、近日中、この本屋さんで本を買いたいと思いました。
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